新長田若松公園鉄人広場において、KOBE鉄人PROJECT主催「第6回高校生鉄人化まつり」が開催されました。このまつりは、平成22年度に長田区の主催する「第2回鉄人まちづくりイベント」に応募した本校総合科学類型1期生の提案が最優秀賞を受賞し、長田区に所在する高校のさまざまな活動発表の場としてが実施されるようになったものです。未来創造コース2期生(1年)と育英高校・神戸野田高校の生徒会とで実行委員会を組織して企画・運営を行ってきました。また、このまつりはコースの発表の場としても位置づけられています。今回のテーマは「♡&…(アイアン…)」です。たくさんの方々にご協力いただき、今年も大盛況となりました。
〈実行委員の感想〉
「高校生鉄人化まつり」で、私は部活動の関係で初めは参加できなかったので、実行委員企画から参加しました。実行委員企画では、時間が早くなったためにドタバタしており、対処するのが大変でした。また、あとで来てくださった方から一つのプログラムのために時間を見て来ているから、早くするのは良くないと言われました。しかし、幸いにうまく企画が進み、ハプニングはありましたが、無事に終えることができました。その後も、初めて屋台をしたり、お店を回ったりと、このイベントを楽しむことができました。反省する点は、食券と出す商品の数が上手くいってなかったこと、大人が働いていてもぼーっとしている人がいたこと、実行委員が騒ぎすぎたことです。6回の会議を重ねて、直前まで心配でしたが、成功することができたので良かったです。この経験を今後の活動にいかせたらいいなと思います。
想定外が多くて、自分の想像力が低い事を痛感しました。だしを水と割るのに容器がいることと、鉄板で食べ物を焼く時には油がいることとを予測できず、当日に買いに行きました。あと、ボランティアの集合時間が開始時間になっていたことも、反省すべき点だと思いました。ミーティングで話し合うべきだったと思います。それ以外にも不十分だったことがあったかも知れませんが、何よりも参加してくれたお客さんと出場してくれた人たちが楽しんでくれていたことがよかったと思うし、そういう意味では大成功だったのではないかと思いました。
去年はこのまつりを楽しむ側でしたが、今年はこの大きなイベントを運営する側として参加して、いろんな場面でとても勉強になりました。しっかり予定を立てたつもりなのに次から次へとうまくいかなくて、まだまだ準備不足でもっと細かく決めておけばよかったと思いました。鉄人化まつり実行委員は今年しかできないからリベンジできないけど、兵庫高校での文化祭に体育祭など、これからの学校行事を自分たちで進めていくのに今回の経験は活かせるに違いないので、行事にも積極的に参加したいです。また、私は部活でステージでも演奏をしました。屋外での演奏は初めてでしたが、とても開放的で楽しかったです。部活の人だけでなく、クラスメイトや他校の人など多くの人に演奏を聴いてもらえる貴重な経験でした。とても忙しい1日でしたがとても楽しかったです。
私は実行委員企画を担当しました。難しくないだろうと甘く見ていたのですが、やってみると本当に大変でした。誰が見てもわかりやすく面白い企画を考えたり、ルールや準備物、安全面についてなど、どうしたらうまく企画を進められるか何度も試行錯誤しました。たった15分のステージを成功させるために裏ではこれだけの努力をしないといけないんだと思いました。本番は開始時間が予定より早かったのもあり決してスムーズにできたとは言えないけれど、みんなの協力があって無事終えることができました。
〈ブース担当者の感想〉
〈佐用町石井三椏和紙・紙漉き体験ブース〉今回鉄人化祭りに紙漉きブースのボランティアとして参加させていただきました。紙漉きで出来上がる紙は、繊維のもととなる水に、網とそれを挟む型を浸し、垂直にあげたあと、ヘラで型から紙を取り、ローラーで板に張り付け、30分ほど乾かすという作業を経て完成します。今回はヘラ型から紙を取る作業と、使い終わったあとの網と型の洗浄の作業をお手伝いさせていただきました。春ももうすぐそこまで来ているはずではあるのですが、紙漉きに使う水は、どれもまだ冷たく、春なんて一切感じないほどに寒かったです。その寒さだけに、体験に来た人達の純粋に紙漉きを楽しむ顔や、子供たちの「うわすげえなぁ」という声はとても暖かく感じましたし、休憩の合間に日向ぼっこしたときの暖かさは、この体験なしには感じることが出来ないはずです。
〈地産地消・有機野菜ブース〉今回、思ったより有機野菜が売れました。野菜をもってきてくれたナチュラリズム㈱の大皿さんはお祭り系の催し物ではあまり売れないと言っていました。そのためあまりたくさんは持ってきませんでしたが、午前中に半分以上の野菜が売れました。午後に売り上げが伸びなかったのは、一つには朝の方が新鮮なイメージがあるということだと思います。またお客さんの反応を見ていると、ニンジンやカブを買いたかったという方が何人かいため、葉物ばかりが余ってしまった午後はあまり売れなかったのかもしれません。葉物の中でも「こっちのレタスはこのレタスより苦みが少ないです。」と説明すると苦みの少ない方ばかりが売れていきました。呼び込みをしているとブースを見ていってくれる人がたくさんいました。予想以上に売れた原因はいろいろ考えられますが、もしその一つが新長田という土地なのであれば、高校生鉄人化まつりに限らず、催し物の度に野菜を売る機会を作れたらいいなと思いました。
〈子育て・メッセージカードブース〉鉄人化まつりでは親子向けのメッセージカード作成を企画しました。カードを作っている子供たちはとても楽しそうで、親御さんとの会話も弾んでいたので、実施することによって親子仲を近づける事が出来たと思います。しかし反省点もあります。まず、屋外でやるのが初めてだったので風についての対策が全くできず、カードが飛んでいく事故が何度も起きてしまいました。また、思いのほか親子連れがそこまでおらず、カードが余ってしまう結果になってしまいました。そのため、これからは様々なケースを想定して対策を取っていきたいです。