関西学院主催・大阪大学共催「第1回近畿地区スーパーグローバルハイスクール校課題研究発表会」に本校からが4つのテーマで参加しました。関西学院大学上ヶ原キャンパスで行われた大きな発表会ですが、今年度からスーパーグローバルハイスクールに指定され、その支援を受けた研究成果を多くの聴衆の前で発表しました。今回は未来創造コース1期生(2年)4名が創造応用で探究した内容を発表し、文系2つ、理系2つのテーマで発表し、専門家や大学院生、同じSGH校やアソシエイト校の高校生からたくさんの質問を受け、交流を深めました。
〈生徒の発表タイトル〉
パプアニューギニアに於けるMDR-TB対策
日本は真の難民支援を実現できるか-第三国定住の可能性-
ストリートダンスにおける経験者と未経験者の着目点の違い
不動態酸化被膜の真相
〈生徒の感想〉
今回はポスターセッションで、口頭発表ほど大いに緊張するものでもなかったが、慣れないものでもあり、他校の高校生や大人の方に向けて発表するのはやはり緊張した。発表は楽しめた。もう何度か発表したかった。あまり困り果てさせられる質問は無かったが、答えられないものが幾つかあり、またポスターを作る中で内容が整理された部分もあったので、今回のを弾みにもう少し続けていきたい。他校の発表は、初めて見る顔ぶれもあったので、初めて見るような内容のものも多く、面白かった。質問も自然と浮かび、質問したり周りの人が同じ内容の質問をしていたりしていて、個人的にしっかりと時間を過ごせたと思う。
私はパプワニューギニアにおける感染症の新しい対策について提案した。今回の発表で、9月から試行錯誤しながら考えてきた課題研究が今日一段落ついたと考えるとまずまずではないかと思う。ただし、今回の研究の欠点も多く見つかった。一部抜粋して紹介したいと思います。中断リスクの高い者からA→B→Cで推奨していくのはいいが、どのような基準を設けるのか、実際に参考にした研究の結果から数学的に考察して具体的に出すのがよい。パプアニューギニアでは未だに民族間での争いが続いているところがありB(訪問DOTS)はきついところがあると思われる。「パプアニューギニアに於けるMDR-TB対策というタイトルでは新しい抗生物質でも開発したともとれるので聞き手が若干入りにくい」と、様々な辛口コメントをいただきましたが、全ての方々に共通していたのは着眼点の発想がすごいとのことでもう少し詳しく調べることができれば素晴らしい研究になると言ってくださった人もいた。中には関学の大学生中心の発表会に誘ってくださる方もいました。正直、長いこと考え続けたこの研究がここで終わるのは少し物足りない感じがした。