平成27年8月15日グローバルリサーチ FW「バングラデシュ行政官懇談会」

尼崎小田公民館において、グローバルリサーチ受講生の1年生6名が、関西学院大学高大接続プロジェクト「バングラデシュ人民共和国行政官との懇談会」に参加しました。はじめにバングラデシュの行政機関で「改善」の実施を促すJICA主催のプトジェクト「IPS-TQM」でメディア開発部門を担当されている今井学士氏から、「日本人から見たバングラデシュの紹介」をテーマで首都ダッカの様子を写真を見せながら紹介してもらいました。今井さんはバングラデシュを「カラフル」「エネルギッシュ」「優しい」という3のキーワードで紹介してくれました。

次に、グループに分かれ、バングラデシュ行政官の方々と懇談会を行いました。前回のマラウィーの行政官との懇談会と同様、英語での質問会となりました。水の問題や経済発展の状況についてなどを質疑応答しました。

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以下は生徒の感想です。

バングラデシュと日本は全然違うということを学んだ。町の構造も、道路も公共の場での人々の対応も日本とは全く違っている風景に驚かされた。面積に対し人口が多いのかなと思われるところもいくつかあった。その中で、多くの人が自分たちの利益を求めていることで、日本と大きく違いが出ているようにも見えた。まだあまり技術が発達していないために自国の商品を他国の商品に負けないよう工夫した分かりやすい広告などをみると、現地の人々の努力や苦労が垣間見れたように感じた。日本と比べ治安が悪い分、日本よりも沢山考えて沢山努力しているのかなと思う。その点先進国である日本は成長し過ぎたがゆえに年々努力を怠ってきているようにも感じられた。グループワークでは、バングラデシュにおける学習過程と日本の過程を比べたりしました。思った以上に義務教育の年数などが日本と違っていて驚きました。英語が分かると思われてほとんど通訳さんが何も言わなかったので所々何を言っているのか理解できなかったので、もっともっと英語を勉強して現地のことを学びたいなと思いました。

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前回のマラウイ共和国のときよりも、発言する勇気を出せたことが自分でも本当に嬉しかったです。上手く通じる英語にすることが出来なかったりもしたけど、頑張って質問した分、自分がこの会に参加している意識が高まったのか前よりも関心を持って話を聞けたし、全体を通して楽しかったです。今井さんが「キーワード」としてもあげていたように、写真がどれもカラフルなのは少し意外に感じたけど本当にエネルギッシュなのが伝わってきて良いなあと思いました。日本では既にないインフラの広告や、とにかく存在をまず主張しなければいけない広告を見たときはまだまだ発展できていない印象も受けたけれど存在から一歩進んだ価値を含めた広告も見て着実に努力して進んでいるんだ、ということに気付かされました。日本の職員が現地で日本のバスを見つけて驚くほど世界中のバスが走っているとのことなので、私もその光景を実際見てみたいです。2グループに分かれたあと聞いたことで特に印象に残っているのが学校制度の話です。一定の学年になったら国の試験に全教科合格しないと進級できない、というのは厳しいなあと思ったし、10教科もあって宿題も多くて、それでも皆家の手伝いなど仕事もしていて同い年やもっと小さい子どもが私なんかよりずっとずっと頑張っていて、急に何でもやるのは難しいけれどせめてもう少し色々なことを頑張りたいと思いました。

最初のバングラデシュの講義では、日本と大きく異なっていて、道路の整備状況がマラウイの時と同様ほとんど整っていないことが分かった。また大きな広告も日本では決まった所しかなかったりするのでその数に驚いた。面白いと思ったのが夕方仕事が終わったあとにながめている人が多いということです。その理由は、娯楽がないからだそうですが、私なら真っ先に家に帰るのになと思いました。バングラデシュの人はみんな売ることに必死でディスプレイがとても上手だと分かった。それが自分たちで考えたものだと言っていたので感心しました。グループトークでは今まで英語をはなすことに戸惑っていたけど、だんだん話そうとする思いが強くなりました。もっと英語を勉強して他の国の人や、異なる文化の人と会話したいと思います。他校の高校生の人はやっぱり発音がとても上手で難しい質問をしていたりもしていて私もそんな風になりたいなと思いました。

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