平成26年12月21日福井探究コラボレーション参加(2日目)

福井大学の探究コラボレーション2日目です。ます、前日の「ギャップイヤー構想」をポスターにまとめ、ポスターセッションを行いました。次に領域別セッションでは立場・分野の近いメンバーでグループを再編成し、各領域の課題と展望について交流しました。全体の振り返りのあと、クロージングセッションでは班に戻り、振り返りをしました。以下は生徒の感想(抜粋)です。

ポスターセッションでは不安もありましたが、報告者の大西さんの助けもあり、なんとか完成させ、セッションに臨めました。内容はギャップイヤーについてのあり方と自分の見解をまとめたものです。グラフを用いて作ってみて果して理解されるのかと思っていました。しかし、発表のあとの質問では、不安ところかさらに掘り下げられました。自分の発表がいかにできていないのか痛感しました。ここで得た知識、発表スタイルを創造にて生かしていきたいです。

ポスターセッションをする予定はなかったのですが、前園先生が「せっかく考えたんだからしようよ!」と言ってくださったので、させていいただけることになりました。緊張しましたが、創造基礎A・Bでのプレゼンテーションの経験を活かして自分の考えをしっかり伝えることができました。玉川大学の石井先生がとても共感してくださったことが一番嬉しかったです。先生もアトピーがあるらしく、私も作って欲しいと言ってもらえました。一番印象に残っているのは岡山県の林野高校の人のポスターで、本校の活動のように地域の活性化に取り組んでいて、街歩きをしてから自分達で課題を見つけるそうです。その人のポスターにはお祭りを企画して地域のつながりを深めると書いてあり、興味を持ちました。「私も創造という授業で地域のつながりを深めることを目標に活動しているのですが、その手段の一つであるあいさつを増やそうと思っています。何かアドバイスをいただけませんか?」と質問したら、「あいさつばかりに気を取られるとそこまでで終わってしまうことが多いので、何かイベントを企画するのも良いと思いますよ。」と答えてくださったので研究の参考になりました。

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その日初めて会った人との議論はとても刺激的でした。班員が描くギャップイヤーに、自分の意見を反映させていく形の議論となりました。相手の意見を受けて、自分なりにしっかり批判することができました。原稿についても、班員が作った内容を客観的に要約できたのは自分が書くときにも参考になりそうでした。違う視点の意見が新鮮で、その中で答えを模索したことで、自分の考えが柔軟になったと思います。ポスターはまさに十人十色で、それぞれがオリジナルの考えを展開しており、そのポスターの中にも班員たちの意見が統合されている感じが出ていてとても良かったです。村岡高校のReMap活動が面白いと思いました。領域別セッションは、経済的な壁が若者のチャンスを妨げているという話を宮崎の子から聞きました。つながりが大事という話もしていて、ラウンドテーブル形式(4、5人規模のテーブルが無数にあるイメージ)につながりの輪を広げていくという考えも面白いと思いました。

ポスターセッションでは、他の発表は私たちのものとは違った方向性でしていたのでなかなかに興味深かったです。質問をぶつけその人の思いを引き出す作業は楽しかったです。自分の発表は原稿も作らず適当に行いましたが、周りの方々の質問によってよりよい発表が行えました。ヨーロッパなどで小さい国の公務員をしてみる等、新たな視点も開けました。質問、セッション共に何人かの方々にほめていただけて嬉しかったです。次の領域別セッションでは、高校生同士で考えを深めました。たくさんの人と出会いたくさんの考え方を知り、そしてそれを他の人に伝えるのが大切ということがわかりました。最後にクロージングセッション。それぞれ話し合ったことを交換した後、学校教育のありかたや日本の制度・日本人の性質によるギャップイヤー構想の難しさ、効率を追求したギャップイヤーはもはやギャップイヤーでない、勉強の意味と楽しさ、そして楽しさとは何か、果ては恋愛についてまでたくさんのことを話し合いました。まだまだ話したいことがたくさんありましたが、この時間が終わってしまうことが大変惜しかったです。最後の話し合いで菅原さんが「貴方がこれから成長して行けるかどうかは、他人の意見をどれだけ吸収できるかにかかっている」という私に言ってくださったことが今でも印象に残っています。

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カテゴリー: 未来創造コース1期生   パーマリンク

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