奈良市立一条高校美術室において、創造科学科6期生(1年)2名が、奈良女子大学教育システム研究開発センター(連合教職大学院)主催、「協働探究ラウンド・テーブル奈良2022・奈良」に参加した。全国から20名の美術・書道の部活動に所属する高校生が集まり、「ポストコロナ社会に向けて浮標 Watch Buoysを浮かべる」をテーマに作品を制作した。会場が今月末に解体されることから、部屋全体を使って美術作品を作るラウンド・テーブルが行われた。
1日目は、アイスブレイクのあと、各班でテーマについてディスカッションし、作品制作にとりかかった(写真1列目)。班ごとに制作時間が割り当てられ、キャンバスを自由に着色・文字入れを行った。
2日目は、1日目の活動に立体物(オブジェクト)が加わっていき、作品に新たな息を吹き込んでいった。ところが、各班の思惑が交差するなかでズレが生じた。作品としてどう完成に向かわせるのか対話をもつことになり、生徒たちはゴールに向けて意思統一を図った。これを契機に全員で制作に取り掛かり、作品を完成させた(写真2列目)。
最後に、今回のラウンド・テーブルのふりかえりを行った。班内におけるリフレクション。指導教員のリフレクション。班を組み替え、教員も参加したリフレクションと、3段階のふりかえりを行い、「表現するとは○○である」にあてはまるものについて対話した。