令和3年1月23日 創造応用ⅠS「サイエンスフェアin兵庫」

本校創造科学科4期生(2年)自然科学探究活動実践者(理系26名、文系4名)と5期生(1年)理系選択者31名が、今年はオンラインにて開催された「第13回サイエンスフェアin兵庫」に参加した。今年はオンラインによる開催で、自然科学探究活動を実践してきた2年生は研究成果をまとめて作成した動画を事前に投稿し、参加生徒は全員各自自宅で配信された発表動画を視聴した。動画の視聴については、STEAM教育モデル校である加古川東高校、豊岡高校、神戸高校の生徒と互いに評価し合うことで、刺激を受けていた。本校生の研究テーマは以下のとおりである。

<物理>古池や おゆまる飛び込む 水の音 ・ダイラタント流体の緩衝性

<化学>蛍光の変化で分かる腐敗度チェック

<生物>ユーグレナの切り花への延命効果

<数学>弁当の中身が混ざらないために ・記憶力と時間帯の関係

    1番当たる天気予報アプリは何? ・売れる漫画の法則とは?

<都市工学>みんなの理想の駅ってなぁに?「音」で考えるユニバーサルデザイン

<観光データ>コロナ禍における北海道の観光業

また、若手研究者による特別講演を視聴することで、科学探究について興味関心を高める機会となった。以下、参加した生徒による特別講演を視聴した感想である。

中高生のときに物理に興味を持ち、タイムスリップやブライアン・グリーンの論文に興味を持ったので宇宙物理学の道に進んだという話があった。中学校、高校での経験と日常での些細な疑問がきっかけになって、この分野に進んでいるので自分も一高校生として今の経験を大切にして、日常の疑問を大事にし、将来に繋げていきたいです。また、今回の話では印象に残った言葉がいくつかあってまず「論文として出版されれば、半永久的な人類の知的財産になる」という言葉と「宇宙科学は人類の叡知の先端を開拓する」という言葉に深く感動した。とても興味深い話を聞くことができたので、この経験を大切にしていきたいと思います。

コロナウイルスの飛沫予測でよくTVで見かけるスーパーコンピュータ富岳も基本的な構造は普通のパソコンと同じだと聞いてとても驚きました。しかし、性能は比べ物にならないほど素晴らしくて、全世界の人間が23年かけて行うような計算を1秒で出来るというのは想像ができないほど速いスピードです。計算の途中経過を記録して、計算途中でバグがあっても対処出来るようにするのは当たり前だと思いますが、とても大変なことだと知りました。記録に20~30分かかっては作業が進みません。そこでバックグラウンド的に書き込む方法もあると聞き、課題にひとつずつ向き合いその都度、更新、改良していく大切さがわかりました。海外で学ぶことは大切だとおっしゃっていたので英語の勉強など、今できることを頑張ろうと思います。

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