令和3年1月23日課題研究「神戸高校オンライン交流発表会」

本校HR教室において、本校創造科学科5期生(1年)40名が兄弟校でもある神戸高校総合理学科(1年)40名と最先端の自然科学探究活動の成果を発表し合う交流発表会をオンラインで行った。両校とも8つの班が5人グループ研究した内容を、それぞれ2班ずつ1会場で交流発表し、互いの研究から刺激を受けながら、白熱した質疑応答を行った。緊急事態 宣言が発出されたことで急遽オンラインでの発表会となったが、限られた環境の中で半年の研究の成果を懸命に伝え、神戸高校からも多くのことを学ぶことができた。

<生徒感想>

1班 嶋田ゼミ 半永久的?!第二のカビキラー~イオン液体でカビを殺して予防しよう~  

神戸高校の方々の発表は自分の知らないものばかりで、ひとつひとつとても興味深く、楽しく聞くことができました。また同じ高校生に発表を聞いてもらいたくさんの質問を貰いました。鋭い質問も多く、上手く答えられない現状とともに自分たちの今の課題がわかりました。これによりさらに自分達の研究をよりよいものにしていくことが出来ると思います。人の前で発表することはとても緊張しましたが、たくさん質問をもらえるのはいい発表の証だとゆっていただきとても嬉しかったです。そして何より今まで1度も出来なかった質疑応答での質問をすることができたのが自分にとって1番の成長だったと思います。今までは自分に自信がなくこんなことを質問しても良いのかと思っていましたが勇気を出して質問したことによって殻を1つ破れたような気がします。発表を聞く側としても発表する側としても得られたものがありました。これをいかしさらに高いレベルを目指してこれからも頑張りたいです。

2班 西澤ゼミ 5時間後に意外な結果~環境DNAを用いたコイとオオクチバスの分布調査~

今日の神戸高校と兵庫高校の合同発表会では、得るものがとても多くありました。まず自分の班の今回の反省点として、実験結果から考察への結びつきが薄かったということが挙げられます。自分たちが予想していたものとは異なった結果がでたため、まとまった考察をすることができず「関係はないことが分かった。」と、まとめてしまいました。しかし、今回さまざまな班の発表を聞いて「なぜそのような結果になったのか」や「こうしたら違った結果が得られたのではないか」と、さらに深く考察していたことがとても参考になりました。最終発表に向けてそういったところを意識しながら考察の部分を改善していこうとこうと思います。 また、個人としても得るものがありました。それは分からないなりにも興味をもって積極的に取り組むということです。1回目の発表では実験内容のレベルが高かったこともあって相手の発表を聞くことがメインとなりそれに対して疑問を抱くことや理解を深めようとすることができなかったのですが、そのときに「難しい質問じゃなくていいから質問をした方がいい。」と言われ、2回目の発表では、その発表に興味をもって聞こうと意識したことで自然と内容も頭に入り質問をすることができました。個人的な次の目標としては自分が質問される側になったときに対応できるようになることです。そのためには発表前の入念な準備が大切であると思いました。

3班 西前ゼミ 表面張力とシャボン玉の関係~君は麗しきシャボン玉の真相を見たか~

結果的に8班の内1位になれたのはとても嬉しかった。甲南大学のリサーチフェスタに参加したことがとてもいい影響を今の私達に与えているように感じます。 校内の最終発表までが残り3週間ほどしかないのでそこまでに実験を多く重ねたいと思います。

4班 冨田ゼミ 「フードロス」を最大限に活用!!~コンポストを用いてより良い肥料をつくる~

今回の合同研究発表では、コオロギの記憶に関する研究や、ロボットを自作する研究など、さまざまなテーマを取り扱った研究を知る機会となりました。研究テーマを決めるに至った経緯や、実験方法、結果を踏まえた考察まで、班ごとに違った視点で行なっておりとても興味深かったです。また、初めて自分たちの発表を他の人に見てもらい、多くの質問をもらったことで、今後の課題や展望についてさらに考えを深めることができました。 今後も、このような外部との交流を大切にしていきたいです。

5班 松本ゼミ おさかなたちのバーコード集め~環境DNAで獅子が池の外来種調査~

神戸高校さんの発表はどの発表も高度でその難しい内容を分かりやすくまとめられていてすごいなと思いました。また、考察の内容が深く考えられていたと思います。僕たちの発表にも積極的に質問をしてくれて、興味をもってくれて嬉しかったです。今回の発表での経験を次に生かせるようにしたいと思いました。

6班 小田ゼミ 町中の石の放射線量について調べる~GM管を用いた調査~

かなりレベルの高い発表ばかりで、もっと発表の質を上げなければならないなと刺激を受けました。校内発表も、頑張りたいです。楽しかったです。自分たちの発表で、物足りない部分とか、指摘されたところがあったから、さすが神戸高校だと思いました。レベルの差を感じました。考察がとても深くて、もし自分が研究者だとしてもそこまで考えを深めることはなかなか難しいと思うので、神戸高校のすごさを感じました。器具の充実が素晴らしかった。神戸高校が本当にすごいと思った。 文章の曖昧さや、データなどの不明瞭な部分に少しでも疑問を持ったら質問をする神戸高校の方の姿勢が素晴らしかったと思います。これで、さらに自分たちの発表を深められたらいいなと思った。

7班 増田ゼミ 土壌成分と植物の生長との関係~猫草とエノコログサを用いての実験~

今回は神戸高校の生徒と画面越しでしたが初めてコミュニケーションをとることができ、新鮮でした。今回のようにインターネットを通じて発表を交わすのも慣れないことだったため不便に感じたこともありましたが、これからはこういう場面も増えるかもしれないので今回の体験は有意義なものになったと思います。普段は同じメンバーでしか意見の交換ができないので考え方が固まってしまいがちでしたが、神戸高校の生徒と意見を交換できたことで考えを改めることができました。

8班 三谷ゼミ ジェルポリマーの吸収実験~イオンとの関係に迫る~

自分たちの発表について、オンラインというお互いの意思疎通が難しい中でも質疑応答など丁寧に対応できたのは良かったと思います。また、質問の中で新たな考察を指摘され自分たちの考えが浅かったと感じました。次の校内発表に向けもう少し考察を深め、今回の質問を踏まえた新たな考えを導きたいと思います。  神戸高校の発表について、質問をした人もいましたが全員ではなかったという点が反省点です。しかし、全員がしっかりと耳を傾け理解しようと努めることができたので良かったです。資料やデータの使い方、ポスターのレイアウト、発表時の伝え方など良い点も悪い点も含めて次の発表の参考にしていきたいです。

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