令和2年10月14日創造応用ⅠS「探究活動7回目」

<物理> 今回はまず、大阪大学小田原先生、大学院生木村さんとZoomをつなぎ、前回の実験の報告と今後の方向性や実験内容について議論を行った。その後、ダイラタント班、水班に分かれて、議論の内容を踏まえて前回に引き続き予備実験を行った。ダイラタント班は、基準とするダイラタントの状態を決定するために、水と片栗粉の配合比率を変えながら流体の観察を行った。水班は、高温のお湯で「おゆまる」を柔らかくしてから円柱形を作り、どのように水面に落下させるべきかの検討を行った。各班で実験を行った後、再び大阪大学とつなぎ、気づいたことの報告をしたのちに助言もいただき、次回以降の方向性を確認した。

<化学> 化学の探究活動7回目は、いろいろな食品を2週間腐敗させて紫外線を照射した結果を表にまとめ、今後の進め方や現在の課題をオンラインにて大堺先生に報告した。その中で、色の変化に特徴のある食品を絞り、11月以降の研究に繋げることを決めた。また、文献より蛍光物質をアルコール抽出して色を観測することも考え、比較することで何か考察できる可能性を考え、次回の授業までに検討することになった。最終的には、見た目で分かりにくい食品の腐敗度を蛍光を活用して調査する方向で研究することになった。

<生物>実験をセットする。これまでの洲崎准教授のアドバイスと先行事例研究を元に、「ミドリムシが切り花の寿命に与える影響」について観察実験を行う。一般的な切り花の延命方法の効果とも比較するため、20本のバラを4種類の条件で5本ずつ生けて吸水量や花の変化の様子について観察を行う。ミドリムシの密度については3%食塩水で固定した後,顕微鏡と血球計算盤を使用して測定した。次回の授業では,茎の断面を観察し,長持ちしたものとそうでないものの違いを調べる。実験内容の概要については以下の通り。

【実験概要】

・バラの処理:葉を切り落とし,花から茎の先端までの長さをそろえる。

・生け方:目盛付き試験管に1輪ずつ生け,水の変化量を観察する。

・4種類の条件:①ミネラルウォーター ②ミネラルウォーター+ミドリムシ ③ミネラルウォーター+サイダー ④ミネラルウォーター+延命剤 ・その他:光源装置を使い24時間光を当てる。定期的に水替え,茎の先端の処理を行う。経過を写真で記録する。

<数学>本日も神戸大学の稲葉先生にオンラインにて「比率データの分析と分割表」をテーマに講義をしていただきました。 個別テーマの方向性も決定し、いよいよこれまで学んだ検定を発揮できそうです。

<観光データ>7回目は、石橋先生からのアドバイスを受け、研究テーマやその背景について、必要なデータの収集を行った。テーマは、来年度開催されるオリンピックで観光業を活性化させることであり、特に外国人観光客の増加を目的とする。日本の観光の状況については、RESASを使い、コロナ以前の観光客の状況について調べた。また、石橋先生から世界の観光の状況について、国連世界観光機関にデータがあると教えていただいたので、海外の観光の状況については、そのサイトを利用した。 今後は、集めたデータを分析できるよう、データの整理について指導する。

<都市工学> 都市工学の探究活動7回目は、二手に分かれて研究を行った。一方は、探究活動アドバイザーの澤木教授とオンラインでやり取りをし、盲導鈴に関する研究をどのように進めてくいくか、調査する対象は何かなど、調査するための手続きなど、探求する上での基本事項から丁寧に教えていただき、今後すべきことを整理していただいた。もう一方は、神戸アイセンター病院にあるビジョンパークで働く全盲の職員さんから、視覚障碍者を対象にした最新の機器とビジョンパークの施設全体を紹介していただいた。また、盲導鈴に関する聞き取り調査をさせていただき、現在の疑問点についてお答えいただいた。

以下写真。左上から順に、物理、化学、生物①、生物②、数学①、数学②、観光、都市工学①、都市工学②

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