令和2年10月13日課題研究「院生ゼミ」

本校同窓会館ゆ~かり館と別室(オンライン教室)において、本校創造科学科5期生(1年)を対象に、課題研究の授業「自然科学分野院生ゼミ」が行われた。前々回の授業で行われた神戸大学大学院人間発達環境学研究科の大学院生によるプレゼンテーションを参考に、各班で話し合った結果、今後進めていく研究のテーマについて議論した。今回は、各班に分かれて、大学院生の方から研究についての質問に対する回答や具体的にどういった研究を行うのか、といった内容の授業をゼミ形式で行っていただいた。各班の院生とゼミテーマ(キーワード)は以下の通りである。

1班 嶋田ゼミ カビとイオン液体

2班 西澤ゼミ コウモリの環境DNA

3班 西前ゼミ 液体の表面張力

4班 冨田ゼミ 残飯のたい肥化

5班 松本・佐々木ゼミ 数理生物学入門

6班 小田ゼミ 町中の放射線

7班 増田ゼミ 雑草の成育条件の比較

8班 三谷ゼミ ジェルポリマーと吸水量

〈生徒感想〉

正直なところ私たちの化学の知識では、色々と調べ学習はしたものの、イオン液体やセミクラスレートハイドレードなどがどのようなものなのかあまり分かっていませんでした。しかし、時折ネタも交えながら院生さんがひとつひとつ教えてくださり、理解を深めることができました。テーマ決めの際には、院生さんが提示してくれた実験の例なども参考にしながら、自分たちがどのような系統の研究をしていきたいのかを伝え、その都度具体的な案やそれを実践するために重要なポイントを教えてくださいました。初めは兵庫県の特産物(淡路の玉ねぎ等)を溶かしだし成分を抽出するといった実験をしようと思っていましたが、抽出するまでは大変だが何とか出来たとしてもイオン液体の揮発しないことなども相まってそこから成分を完璧に取り出すのは非常に難しいと仰っていました。そこで、院生さんの提案で私たちが以前興味があると伝えていたカビコナーズ(イオン液体でカビの繁殖を防ぐ)研究をすることに決めました。従来の粉状や有機溶媒のものより風で飛びにくく揮発しにくい点で、上手く塗りたくれるのではないかということでした。今後の方針としては、まずはカビ、イオン液体の2グループに分けて調べ学習を行ったあと、わかった事をお互いにディスカッションし理解を深めていこうと思っています。そして、佐井先生の協力のもと実験の1.2週間前からカビを培養し、嶋田さんとの兵庫高校での実験の際に使用したいと思っています。
院生さんとの話し合いで、今回のテーマを絞ることができました。第1希望として「コウモリの環境DNAの採取は可能であるか」というテーマにしました。環境DNAは一般的には水中や土の中の生物から採取するため、空中の生き物となると難しい部分も出てくるそうです。しかし、今までにないことを成功させたいという私たち班員の希望に西澤さんも賛同してくださいました。この研究をするにあたっては、動物園や西澤さんの関係者の方のご協力も必要となるのでそれらが可能と分かり次第、実験方法などについて計画を立てていこうと思います。院生さんと直接話をすることができて、プレゼンだけではわかっていなかったこともたくさん教えていただくことができました。その中で、自分たちで幅広いものの中からテーマを決めることができる機会は珍しいと西澤さんがおっしゃっていました。これから、この貴重な機会を有意義なものにしていきたいです。

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