令和元年9月12日グローバルリサーチⅠ「新聞ワーク」

本校同窓会館武陽ゆ~かり館において、普通科グローバルリサーチ受講生35名が「新聞ワーク」に取り組んだ。事前に新聞を読み、気になる記事をスクラップし、その記事に対する感想を記入したワークシートを使用して、記事について議論した。各自2回ずつ発表を行い、前半は発表を重視し、後半は質疑応答を重きを置いた時間設定にした。多くの生徒は国際政治や環境問題を取り上げ、活発な議論をすることができた。

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〈ふりかえり〉

私の発表は1回目も2回目も時間が余ってしまった。班の人たちは、その記事に関する他の情報など、知っていることを総動員して話を広げていたので、私ももっといろいろなニュースにアンテナをはりながら過ごしていきたいと思った。また、私の発表したスウェーデン流子育ての記事について、私は「日本製品の質の良さを保とうとすると、働く人が家族との時間をとれない」と思っていた。しかし、「家族の時間がとれなくても、そのくらい働いてくれているから家族が回っている」という意見を聞き、収入という観点が抜けていたことに気づいた。

私はAI兵器についての記事を選び、やや批判的な立場から意見を述べました。一方、他者からの意見で、AI兵器に使われる技術を活かして、新しい便利な物を生み出せるのではないかという意見もあり、物事を肯定的に捉えることで違った視点から考えられるということを感じた。この新聞制作者は批判的に記事を書いていたが、あくまで人の意見として、事実と意見を見分けて読むことが大切だと思った。そして、ある事実を様々な角度から見ることが必要だと感じた。

自分の言いたい事はきちんと持っていて、それを伝えたいと思ったのですが、それが紙にばらばらに書かれていて、うまくまとめられず、あまり伝わらなかったと思うので、これからは発表する前に自分の言いたい事を箇条書きにして整理しようと思いました。みんなからの質問には的確に答えられたと思いますが、いつも同じ視点からの回答になってしまったと思うので、もっとたくさんの知識を身につけていろいろな人の立場に立った視点で答えられるようになりたいです。

今回印象に残った2つの記事には共通点がある。1つはG7でイギリスがアメリカとイランが会談を行うのを手助けしたいという記事だった。もう1つは日本がアフリカ諸国の首脳を集めてアフリカ開発会議を行ったという記事だ。どちらも、ある国が他の国同士の仲立ちをしている。しかし、記事中や議論の中で「イギリスはアメリカの影響力を見てポイントを稼ぎにいっている」「日本はアフリカからの見返りを狙っている」という意見が出た。議論することで、良い行いをしている中に見えてくる「他の国に良く思われたい」という内情がよく分かって興味深かった。

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