本校2年8組の教室において、創造科学科3期生(2年)理系選択者21名を対象に、数学の探究活動を行った。今回は、数学を用いて考えることで解決できる身近な問題に目を向け、グループで課題に取り組んだ。最初に、お好み焼きをヘラで分割していくときの規則性について、数列を用いて考えた。また、40人クラスの中に同じ誕生日の人がいる可能性を確率で考え、その確率が約90%であることを計算で知り、みんな大きな驚きを感じたと同時に、数学的な証拠を理解することで数学の面白さにも気づかされた。
〈生徒感想〉
今まで数学の研究をするということはどういうことなのか全く知らなかった。だから、今回与えられた問題を試行錯誤しながら解いたことで、数式ばかりのいかにも数学という研究だけでなく、身近に起こることの確率なども研究できるということに興味を持った。自分の中で見つかった課題は様々な面から解き方を考えられなかったことや、自分で解き方を見つけ出そうとせず他人の解き方を見てから取り組んでしまったことだと思う。それができていれば班員との話し合いももっと面白くなっていたと思う。次回の授業ではまず自分で考えてみることを意識して取り組みたいと思う。
数学以外の教科でどれだけ通用するかわかりませんが、基礎ができていれば応用は自分の頭のひらめきだけでたいてい解けるということに興味を持ちました。授業が終わってから、友達と考え方の共有をしたり、先生に考え方を教えていただいたりしたのですが、そのすべてがあとちょっとのひらめきで考え出すことができたようなもので、悔しさを感じるとともに数学の特徴であり面白さを知ることができた。数学は気をが身についていればひらめきで応用問題が解けると思います。ですが、僕は所々基礎が抜けていました。こういったことはできるだけ早く改善しておくべきだと感じました。