平成31年2月26日 創造基礎B FW 「三浦化学工業」

三浦化学工業所において、創造科学科3期生(1年)の1班5名が「地場産業の靴をいかした隠れヲタクグッズを作ろう」をテーマにして、同代表者の三浦泰一氏にお話を伺った。楠木正成の家紋を靴に使用することは中止になり、三浦氏に代案を相談することになった。1990年代に三浦化学工業所が作製し、一世風靡した厚底ローファーからインスパイアされ、甲冑をモチーフにケミカルシューズを作製する方向で話が進んだ。また、三浦氏の紹介で生地取扱業のオーク代表の奥橋章氏に来ていただき、生地のサンプルを見せていただいた。コンセプトが明確になり、提案内容がより具体的になってきた。

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〈生徒感想〉

材質や色などのデザインの詳しい部分や、楠木正成の家紋が使えなくなったことを伝えに行くことを主な目的として行きました。三浦さんのお得意先の彫金の企業が廃業したと聞き、長田に彫金を行っている企業はあまり無いことを知り、驚きました。今日の一番の収穫は素材のサンプルを見せていただいたことだと思います。再びデザインを考えることになりましたが、以前より材質などの想像がしやすくなり、より具体的な完成品のイメージがしやすくなったと思います。また彫金を行っている企業の廃業の話を伺った際に、三浦さんの企業だけでなく、その他にも影響を与え、大阪にまで行かないと作れないような状態になり、今まで自分が思っていたよりも職人の減少は深刻な問題なんだなと思いました。地場産業を行っている企業の間の繋がりが無いと今までよりも製品を作りにくくなったり、距離が相手とやり取りしにくかったりするので地域間の繋がりも大切だということも改めて実感しました。

カテゴリー: SGH(学科3期生), 創造科学科3期生   パーマリンク

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