福井大学において、創造科学科2期生(2年)1名と創造科学科3期生(1年)2名が、福井大学教職大学院主催「実践研究福井ラウンドテーブル」に参加しました。はじめにポスターセッションで創造基礎や創造応用の取り組みについて発表した。本校のほかに、フィリピンや香港、奈良、福井の小中高の児童生徒による発表もおこなわれました。次に交流会では、「Student Agencyを育む授業とは」というテーマで、フィリピンと香港の学生と英語で意見交換を行いました。
〈生徒感想〉
ポスター発表の会場では今までないほどの年齢層の厚さに驚きました。私が研究に取り組み始めたのは高校入学後ですが、彼らのように小学生の頃から課題研究的な活動に取り組むことで彼らの考え方そのものに課題解決能力や問題提起能力を根付かせることが出来るのではないかと感じました。小学生たちの大勢の大人を前に堂々と話している姿には素直に感心し、自分も頑張らねばという気持ちにさせられました。 また自分のブースでは実際にSGH校の教師の方とお話しさせていただく機会があり、支えて頂く側から支える側の試行錯誤を伺えたのが興味深かったです。兵庫高校のポスターを参考にすると言って頂き、交流の中でより良いものを求めていくことに改めて楽しさを感じました。自分自身が研究に取り組むこと自体はあと少しで一区切りが付きますが、やってきたことが多方面に、多様な形で繋がることが誇らしく嬉しいです。今回の経験を糧に最終発表まで仕上げていきたいと思います。
私は今回福井大学ラウンドテーブルに創造基礎B7班の「親子ベトナムお菓子教室」の発表をするために参加した。会場には小学生や英語を話す人も多く、年齢や国籍に関係なく頑張っている人がいることにやる気がでた。原稿を作らずに臨み長く話せるか不安だったが、自分がずっと関わってきた研究だったのですらすらと伝えたいことや楽しかったことが伝えられたのでよかった。そのあと私は香港やフィリピンからきた人たちと英語で教育について話し合った。フィリピンでは高校にあたるものが最近できたばかりだそうだ。各国の制度が違うのがおもしろかった。英語で自分の言いたいことを全て言うことはできなかったけれど聞くことはできたし精一杯伝えられたのでよかった。特に奈良女子大の方が自分の意見を堂々と英語で述べていたのがかっこよくて憧れた。
今回参加した福井大ラウンドテーブルは小学生の子達もたくさん来ており、内容も小学生とは思えないようなものばかりでとても驚いた。そんな中で自分はとても緊張していて、発表は何度も噛んだり、言葉に詰まったりしてしまったが、なんとかやり遂げることができた。交流会は自分のグループは僕以外中学生で、情けない姿を見せない為にファシリテーターになったが、どう進行すればいいのか分からず、かえって恥ずかしい姿を見せてしまうことになった。しかし、交流を通して中学生の方々の意見や感想もたくさん聴くことができ、また、先生方の意見も聴くことができたのでとても良い体験となった。今回の研修で、僕は自分の未熟さを改めて感じ、その改善法もたくさん見出すことが出来た。それらをこれからの活動に生かしていけるようにしたいと思う。