平成30年11月19日GRⅠ「地元企業の海外進出とその課題~グローバルリーダーの資質~」

本校同窓会館武陽ゆ~かり館において、普通科グローバルリサーチⅠ受講者(1年)40名を対象に、三ツ星ベルト株式会社の人事部長 倉本信二氏に「地元企業の海外進出とその課題~グローバルリーダーの資質」をテーマに講義をしていただいた。初めに三ツ星ベルトの概要と海外進出の現状についてお話を頂き、実際に三ツ星ベルトのインドネシア工場であったトラブルについて、ディスカッションした。その後(1)「グローバル人材」とはどんな人材なのか、(2)「グローバル人材」になるためにはなにが必要かについて、グループで話し合った。各グループ発表の後に、倉本氏から補足説明をいただいた。最後に米中貿易摩擦が日本企業にどのような影響を与えているかについて考え、知識を得る機会となった。

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〈生徒の感想〉

今回の講義では、三ツ星ベルトの海外進出の状況を知り、海外ではコストの上の面で利益が大きくなるというので良い事ではあるが、逆に長期休暇後には、人が3分の2しか出勤してこないことがあったり、ストライキが起こったりといった日本人の考え方にはないようなことが起こってしまうので大変だと思いました。また、グローバル人材に一番大事なのは、コミュニケーション能力だと思いました。現地の労働者の声に耳を傾け、労働環境をよくしていかなければ経営に響いてくることにもなるので重要だと思いました。グループの発表を聞いてみて「グローバル人材」というものにも、さまざまな考え方がありおもしろいと思いました。現在国会で審議中の外国人労働者の受け入れに関する法律が施行されれば、さらに「日本のグローバル化」が進んでくるのですべての人に「グローバル人材」になる必要があると思いました。

今日、日本の企業が多く、海外に進出していることは知っていたが、進出する具体的な理由は初めて知ったし、グラフで見たり、関連するもの、また特に海外での賃金が予測つきづらいことを初めて知った。現地で起こる問題は新しく複雑で、日本人には理解しづらいその国の特性によるものだったり、労働環境や賃金によるものだったりと様々であると学んだ。これから選ばれるグローバル人材となるために、グループの人やほかの生徒の意見を聞いて、新たな発見があり勉強になった。GR生として今回のワークショップは最もよく考えなければならないことだと思った。必要とされる人材となるために高校生のうちに多くのことを経験していきたい。また、専門外の知識をつけ、視野を広くし、色んな人と会って、自分のもっていなかった考えを頭に入れていきたい。

今日は、実際に海外進出している企業である三ツ星ベルトの倉本さんから貴重なお話をしていただきました。神戸のゴム産業の歴史から海外進出の話まで様々な話を聞くことができました。ASEANの国の最低賃金が年々急激に上昇しているということに驚きました。これからさらに賃金が上昇していけば、1つ目のディスカッションのように企業を離れていく人が増えるのではないかと思いました。そうならないようにするためにも物事の先を読む力が大切なのではないかと思いました。最後のワークショップでは、他の班の意見なども聞きながら、「グローバル人材」について考えることができました。倉本さんがおっしゃられたように、考えるなかで出た意見はすべて「グローバルな人材」のために必要なことだと思うので、私もそうなれるようにがんばろうと思いました。

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