ハノイの朝はフエに比べるとかなり涼しく、全員元気に気持ちよく4日目をスタートさせた。今日から明日にかけて一緒に実習に参加するハノイ国家大学自然科学大学附属専科高校の生徒もホテルに来て、お互いにあいさつを交わした後、実習をスタートした。朝のハノイは渋滞が激しく、その中を3つの班ごとにバスを借り、フィールドワークに向かった。まずは魚市場を訪れ、生物資源班がサンプルを購入し、環境問題班はPM測定を行った。その後、少しずつ郊外へと進み、生薬村や大気汚染に悩んでいる村などを訪れ、サンプル水を汲んだり、PM測定、機能性を研究するための薬草購入、薬剤耐性菌を研究するための肉や魚の購入を行った。
フィールドワークの途中にハノイ市街地のレストランでランチタイムとなり、少しリラックスしてベトナム料理を食べた後、実習を行うベトナム科学技術アカデミーへ向かった。まずはアカデミーの先生から実際に研究されている機能性について英語で説明を受けた後、再び班ごとに分かれ、大学院生の指導を受けながら新たなサンプルやデータを基に実習を行い、翌日実施する交流会での実習プレゼンテーションの準備を行った。
夕食後、引き続き実習のまとめをしながらパワーポイントを用いた発表資料の作成、プレゼンテーションの練習を進めながら、交流会の練習も同時に行い、ベトナム最後の夜は非常に忙しく過ぎていった。