今回の創造応用の実験では、酵母のはたらきについて(教科書 生物:発酵のしくみ)の理解を深めた。発酵によって発生する二酸化炭素を多く回収する課題であり、呼吸と発酵の違いを確認した後で実験に取りかかった。発酵の基質にはグルコースとマルトースを用意しており、どちらの糖がよく発酵するのか、また、最適温度は何度か等をよく考えて2、3回ほど実験を行った。最後に一番良い結果を残した班の実験手法の追試を全員で行い、全員が同じ結果を得ることができるかを確かめた。似たような結果を得ることはできましたが、完全に一致した班はなかった。なぜそのようになったのかを考えてきてもらう宿題を出し、1回目の発酵の実験を終えた。次回はもう少し難しい課題を出しますのでお楽しみに。
<生徒感想>
反応が起こらない場合もあり、そういうのも一つの実験結果として受け止め、そこから考察をしてどうして反応が起こらなかったのかを考え次につなげることが大切だ。
班のメンバーと話し合うことで、自分たちで設定しなければならない細かなポイントを、はっきりと言葉にできるように自信を持って決められるようにしたい。これができるようになって初めて実験というものを理解したことになるのではないだろうか。