本校化学教室において、創造科学科2期生(2年)理系選択者28名を対象に、数学の内容で「期待値」について学習した。「さいころの目の和の期待値をあげるにはどのようなさいころを作ればよいか」というテーマで、3~4人のグループに分かれて探究活動を行った。
「1つのさいころを投げる試行を繰り返す。ただし前の目の値以下の目が出たら試行を終了する」というルールを設定し、「①何面体でもよい②どんな形でもよい③10以下の数字で好きなものを面に記入してもよい」と幅広い条件のなかで試行錯誤してさいころを作成した。授業の後半では、作成したサイコロを用いて班ごとで競い合い、勝敗と期待値との関係性についても考えを深めた。
<生徒の感想>
・サイコロは、立方体で1~6の数であるという考え方を一切持ち込まずに考えるところが面白かった。
・期待値の大きな班が勝ったのではなかったけれど、期待値の小さい班は勝率が悪かった。ゲームを何回もしたら、期待値の大きな順から勝率がよくなるのか試したと思った。
・正八面体のサイコロの数値を8を3個、9を3個、10を2個にしたが、「7」を入れたほうが期待値があがったので驚きました。