カトリックたかとり教会において、「ゆうかりに乾杯」放送7周年の集いが行われ、創造学科2期生(2年)13名と創造学科3期生(1年)24名が参加した。「ゆうかりに乾杯」は兵庫高校の卒業生が中心になって2009年4月25日に第1回放送を開始し、すでに100回以上の放送を行っている。今回はスタッフや出演者、地域の方々が集まって交流会を行った。
<生徒感想>
『人生の進展』こう表せるくらい僕にとっては初めてで刺激的な一日でした。今まで自分と違った世代の人との交流は少なく、会話をする機会があまりありませんでした。先生や親とは普段から話していますが、昨日は少し違いました。社会人という責任感が伝わってきて、僕自身とても緊張しました。ただ、色々な人と話しているうちに、少し雰囲気がわかってきた気がしました。それは、今までは、子供として責任を大人にとってもらった僕達が、自分で責任を持つ大人として周りの方から見られたからです。自分から話しかけないと話は始まらないし、相手が合わせてくれるわけでもない。そんな雰囲気を味わえた、知れただけでもとてもためになったと思いますし、これからもっと世界を広げていきたいと思いました。(創造科学科3期生)
今日も実りのある活動ができたと思う。あのような会に参加すると、僕らの活動は本当に人とのつながりで出来ているんだなと実感できる。創造科学科だからこそ学べる「人とのつながり・信頼関係」というものは、この先必ず自分たちの力になってゆくと思う。だから、今後も積極的に創造の活動に取り組んでいきたいと思う。今日持てたつながりというと、オーストラリア人男性のスコッティさんだ。外国に身を置く人として、また大人としての考えを聞かせて下さった。その中でも2つ印象的なものがあった。「常識」と「比べる」だ。若い頃来日したスコッティさんは、日本と母国との違いに驚いたという。常識の根本から違い、驚きの隠せない日々を送っていたそうだ。そこから、常識という観点に興味を持ち哲学を学び始めたそうだ。スコッティさんが言うには、自分の常識と新たな常識があることで比べることが出来るという。2つの常識を比べることで、それらの良さに気付いたり、課題を発見できたりする。この比べるという考えは、どんなときでも効果を発揮する。また、スコッティさんは、「この比べるを瞬時に上手く出来る奴が賢い奴だ」とも言っていた。今回のような創造科学科だからこそ学べる「人とのつながり」というものは、この先必ず自分たちの力になってゆくと思う。なので、今後も積極的に創造の活動に取り組んでいきたいと思う。(創造科学科3期生)