平成29年9月24日 グローバルリサーチⅡ&創造応用Ⅰ FW「親子ベトナム教室」

二葉地域福祉センターにおいて、グローバルリサーチⅡ受講生(2年)3名と創造科学科1期生(2年)1名が、親子ベトナム教室に参加しました。今回は2週間前と違い、在住ベトナム人の方がベトナム語であいさつや自己紹介について子供たちに授業を行っていました。保護者の方も3名、日本語を勉強されていて、日本人の先生のご厚意で、本校生と様々なお話をさせていただきました。神戸在住のベトナム人定住者が抱える課題を確認することができ、今後の研究について大きなプラスになりました。終了後、新長田地区の再開発地域を見学し、空き店舗の多さに驚きました。

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〈生徒の感想〉

今日の活動でイメージと現実の差を感じた。子供は日本語しか話せない。親はベトナム語しか話せない。この時点で家ではどーなっとんねんっとツッコミを入れたくなるだろう。家ではベトナム語を話しているらしいが、会話が成り立たず翻訳アプリやジェスチャーなど使ってる。これに対して母親達は「ストレス」と言っていた。それを聞いてベトナム人家族に、癒しや居心地の良いところを提供したいとより思うようになった。そのためには私達も優しい日本語などを使い、ベトナム人親子に少しでも近づかなければならないと思った。次の月見の祭りは親子よりも楽しみたいと思う。笑

私たちは、親子ベトナム教室へフィールドワークに行った。今回のフィールドワークは今までのフィールドワークの中でも一番楽しく、一番衝撃を受けることが多かった。中でも印象に残っていることは、話す言葉についてだ。親と子どもで、話す言葉が違うことに衝撃を受けた。親は日本語が話せないためにベトナム語だけで話し、子どもは逆に日本語だけで話していた。だか、理解できない言葉を聞いているのにも関わらずそれで会話が成立しているようであって、とても不思議であった。私たちが提案しているベトナム人との交流を行ううえでの一番の問題が言葉の壁だと感じた。この壁をどう乗り越えていくかをこれから様々な案を出ししっかりと考えていきたい。今回はとても良い経験となった。

今日は長田や神戸に住むベトナム人の方々が集まって、子供がベトナム語を学習し親が日本語を学習する会を見学させていただいた。ここでは、子供と親の間での言語の違いによる意思疎通の難しさや親が日本語をうまく使えないなど、何よりも言葉の壁が大きな問題として存在することを実感した。またそういった問題に対して、大学生や日本語の話せるベトナム人のボランティアに頼っている現状などを見ることができたので、課題を整理して生かしていきたいと思う。

ベトナム語教室を見る限り、ベトナム人の親をもつ子どもは、日本語がぺらぺらだけどベトナム語はあまり話せないとわかった。しかし、お母さんは家ではベトナム語で話すと言っていたので、ベトナム語での日常会話はできるのではないかと思った。ベトナム人の子どもにも、家でのコミュニケーション、ベトナム語をどれくらい話せるのか、などを聞いてみたいと思った。お母さんが、日本に来て10年以上たってもなかなか日本語を上手に話せないのが課題。子供は学校に通っているからすぐに日本語を話せるが、近所に友達が少なかったらお母さんは日本語を話す機会があまりないため。私たちがお母さんと話すには、ジェスチャーをつけたり、やさしい日本語で話すことが大切だと思った。私たちの研究の大きな課題は「言葉の壁」だが、もしベトナム人の子どもが両方の言葉を話せるのなら、私たちがわかりやすい日本語を使って、それでも伝わりにくい点は通訳みたいにしてもらうことで料理教室ができるのではないかと思った。

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