大阪大学中之島センターにおいて、グローバルリサーチⅡ受講者(2年)の3名が、VBIG交流会に参加しました。ベトナムをフィールドとした食の安全や地球環境問題、高度人材育成など、様々なグローバルな課題について講義がありました。参加した生徒はそれぞれ、「食の安全」や「地球環境」について研究を進めています。本日の講義内容を参考に、夏休みのべトナム研修に向けて研究を深めていきます。
〈生徒の感想〉
今回の大阪で行われた交流会に参加して、多くの貴重なお話を聞き、より一層ベトナム研修旅行に対する気持ちが深くなりました。僕の研究グループでは、ベトナム ハロン湾をついて環境面また、社会的な面からインターネット、文書など多くの方法で研究を進めています。そんな中、今回の交流会でベトナムについての事業や研究を進める講師の方々からお話を聞き学んだことがあります。それは、たくさんの経験を積んでそれを生かして行くことの大切さです。どの講師の方も、豊富な経験があるからこそ今、活躍なさっているのだと感じました。そこで、僕もこれからは今までに増して多くのことに挑戦し、様々なことをしたいです。もちろん夏の研修旅行にも参加したくさんの刺激を受けたいと思います。最後に、貴重なお話をしてくださった、講師の方々、本当にありがとうございました。
今日の交流会は自分の研究テーマであるハロン湾の水質汚染の改善について考える上で貴重な体験となった。今までに調べた内容だけでは全く研究には足りないということが今日の講義を通じてわかった。講義の1つで北九州の水質汚染に関する話があり、そこでは北九州の工業に関することから水質汚染、大気汚染について聞くことがでた。講義では研究につながる話が多く、新たな考え方など様々なヒントを得ることができた。7月のベトナム研修では今日の体験をさらに有効に活用できるよう取り組んでいきたいと思う。
第10回VNBIG交流会では、新しい有機農業についてのお話が1番印象に残っています。地面に存在しているバクテリアや、炭酸ガスや液体窒素などの産業ガスを利用して農薬を使わずに植物の成長促進や病害虫の殺虫をする、という方法があるというお話でした。特別な化学物質などを使わないから、農業跡地や野菜の残留農薬を気にしなくてもいい点が画期的だと思いました。ただ施設費用などのコストがかかりすぎるためにおのずとその方法で育てられた植物は高額になり世間に普及しないという大きなデメリットもあります。非常にもったいないです。安全であっても、高額だと売れず利益をえられないために無農薬・有機栽培が普及しない、という悪循環を断つための方法を考えて提案したいと思いました。