平成29年1月28日 創造基礎B 自然科学分野「神戸高校との交流研究発表会」

神戸大学統合研究拠点コンベンションホールにおいて、本校創造科学科1期生(1年)40名が神戸高校総合理学科1年生とともに、合同交流研究発表会を行いました。兄弟校である両校の生徒が、互いに科学技術分野に関する探究活動について発表しあうことで、交流を深め、科学技術への興味関心を高める機会となっています。本校生徒は、創造基礎B自然科学分野の探究活動において研究してきた内容を、ポスターセッション形式で発表しました。当日は、これまで指導していただいた神戸大学の大学院生さんや両校の保護者の方も来られており、質問やアドバイスをする光景も見られました。今年の研究テーマは以下のとおりです。

《兵庫高校》

1班 「光合成酵素RuBisCOの環境による働きの違い ~日本と砂漠~」

2班 「野鳥が訪れる果実についての考察 ~KAKI ver.~」

3班 「環境DNAを用いた外来種の有無の研究 ~オオクチバスとブルーギルの場合~」

4班 「宇宙線の観測 ~天頂角分布の測定~」

5班 「月の地表の年代測定 ~クレーターカウンティングを用いて~」

6班 「髪の毛の傷み ~キューティクルで見るダメージ~」

7班 「寄生虫ハリガネムシの発育と色の関係 ~ハリガネムシは色で大きさが変わるのか~」

8班 「人間の本能を探る! ~心電図から読み取るヒトのストレスへの反応~」

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《神戸高校》

「粘菌による迷路実験」「タンポポの種類」「家庭用燃料電池を作る」「ミドリムシ特有の成分パラミロンの効能」「葉緑体の逃避運動について」「ダイラタント流体を用いた吸収剤の考案」「遠心力と植物の成長」「より滞空時間の長い紙飛行機の開発」「アロマで香るダニ退治」「色が変わるサイリュームの研究」

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発表後はお互いに健闘をたたえながら交流会を行い、兄弟校同士の交流を深めました。

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〈生徒の感想〉

1班 自分たちが進めた研究をいかに身近な事象に関連させるのかが重要なのかを知ることができた。語句の意味を再理解することから始めて、最終発表ではやわらかい言葉で説明できるようにしたい。

2班 今回の発表を通じて、難しいことをできるだけ簡単にして伝えないと聞いてもらえないということがわかった。最終発表では、難しいと言われないような、興味を持ってもらえるような発表をしたい。

3班 ポスターの作成を通じて、表やグラフの作り方が上達したが、発表を通じて人をひきつける工夫の必要性を感じた。最終発表では、わかりやすく見やすいポスターを作成し、質疑応答の対応力を上げたい。

4班 神戸高校の研究を知ることで、自分たちとはどのような点が違うのかを学ぶことができた。最終発表では、自分自身が持つ知識を増やして実験結果に結びつけ、質疑の時に受けた疑問を明らかにしたうえで発表に臨みたい。

5班 今回の発表を通じて、質疑応答の時間の使い方に課題が残り、もう少し補足説明を入れるべきであることがわかった。最終発表では、質問に対する準備をしっかりして、みんなに伝えていきたい。

6班 交流発表会を通じて、ポスター構成をどのようにすればより伝わりやすくなるのかを学んだ。最終発表はパワーポイントなので、より多くの人に向けてわかりやすく端的に伝えられるような資料を作って多くの人に理解してもらいたい。

7班 神戸高校のポスター発表から、実験に対する理解度がよく伝わってきた。最終発表では、原稿通りに言うのではなく流れだけを決めておいて発表し、今回の研究への思いを全てぶつけたい。

8班 今回の発表を通じて、実験項目の定義づけのあいまいさなど説明の足りないところがたくさん見つかり、たくさんのアドバイスもいただいた。最終発表会では、話せる時間もスペースも余裕があるので、できるだけ多く伝えたい。

カテゴリー: SGH(学科1期生), 創造科学科1期生   パーマリンク

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