創造科学科1期生の6名が佐用町の石井地区の活性化イベントに参加し、その後、限界集落へフィールドワークに出かけました。
石井地区が都市との交流を行っている芋掘りのイベントに参加し、小さな子供といっしょに楽しく参加させていただきました。その後、石井地域づくり協議会で石井地区の歴史や現在の状況についてお話を聞きました。その後、約20世帯がかつて住んでいた(現在は住民はゼロ)若洲という集落を訪問しました。崩れかけている家屋や荒廃した神社など生徒たちはその光景に驚きを隠せませんでした。
〈生徒の感想〉
10月30日、私は『地方創生』というものをテーマに兵庫県の西側に位置する佐用町の石井地区を訪問した。芋掘りや、石井地区センター長の方のお話を伺った。人口の減少、高齢化が問題となっている。空き家も多く場所によっては誰も住んでいないという状況も見られる。地方創生。わかりやすい意味の言葉であるが実行するのはとても難しいと実感した。こんなに魅力のある地域だからこそ、アピールすべき点もあると思うので、ゆっくり考えていきたいと思う。
石井に到着後、まず畑を訪れ芋掘りに参加しました。思っていた以上に参加者の方々がおられ、非常に活気溢れる雰囲気で行われていました。地区の方々もとても親切で、人の温かみに触れることができました。初めは限界集落ということが実感できませんでしたが、奥に進んでいくにつれて家や神社が崩れていたり、家はあるのですが人は住んでいなかったりと、視覚的に体感しました。石井地区まちづくり協議会の方に話を聞くと、人口が減少し、高齢化率が50%を越えたりと危機的な状況にあることを知りました。その中でイベントを開催して内側から盛り上げ、鉄人化祭りにも和紙製作で関わったりと積極的に活動されているように思いました。今回の企画に参加して、日本では一極集中が進む中でこのような地域があるということを改めて知りました。これから日本が解決すべき課題を体感でき、とても良い経験になりました。