総合科学探究類型 施設見学・科学実験

本校総合科学探究類型の2年生15名が赤穂市坂越にある赤穂化成株式会社を訪問し、施設見学と塩の析出実験を体験しました。

食塩の主成分は塩化ナトリウムですが、岩塩や海水の中にはカルシウムやマグネシウム、カリウムなども含まれているので、水に溶かした後、再結晶させることで不純物を取り除けることを教わりました。水をどれくらい蒸発させると塩化ナトリウムを析出させるか計算した後、煮沸・冷却・吸引ろ過を行い、塩化ナトリウムの結晶を析出させました。40g析出の予定が実験では41g~57gと少し多くなりました。何故そうなったのかを考え、水の蒸発量・ろ過の状況等のマテリアルバランスを検討しました。

実験の後は天塩の袋詰め工場や分析・開発の実験室を見学し、含まれている元素を測定する原子吸光の測定器や電子顕微鏡・クリーンルームなどを見学させていただきました。

生徒たちは「実験前に丁寧に解説していただいて、始める前にしっかりと下調べをした上で、概念を頭に入れてから始めないといけないと思った」「実験で大切なのは、出た結果について考えて、条件を変えて何度もやってみて、同じ結果になることを確認して、実験を成功させるための条件を炙り出すことが大切だと思った。」と実験を通して探究する意欲を高められました。

カテゴリー: R3年度, 校外学習 パーマリンク

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