豊岡高等学校校歌

作詞 岡垣徹治 作曲 木下保

群山の秀に湧く雲と

諸人のここに学びて

かぐはしき跡こそ残せ

われら今きほひて集ふ

露霜に幾世か経たる

深緑窓に映ろふ

苔むせる碑のかげ

尋め得たり真澄の知恵を

ああ友よ眼あぐれば

はるかにも見さくる北に

新世の希望の潮

とよもして鳴るにあらずや

ほむらなし理想燃ゆるに

さ霧さへ雪さへ晴れぬ

讃へなむわが豊高の

とこしへにいよよ幸ふ

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 校歌の意味を考える

この校歌は、旧制豊岡高等学校長岡垣徹治先生が作詞をされたものに、東京音楽学校教授木下保先生に作曲をお願いし、1953年(昭和28年)に完成したものです。格調の高い内容ながら、文語文のため難解な部分もありますので、分かり易く解説しましょう。

1番 『若人の意気込み』

多くの山々の頂上、稜線付近から湧き立つ雲のように、但馬の各地から集まってきた。各地の英才がここ豊岡高等学校で学び、すばらしい足跡を残している。我々は今その輝かしい歴史を引継ぎ、青雲の志を抱いて、この学び舎でともに心身を鍛えて行こう。

2番 『歴史・時間』

露や霜に打たれながら何十年という長い歳月を生きてきた樹木が窓に映っている。その長い年月の間に苔が生えるまでに歴史を重ねてきた和魂碑の下に一点の曇りもない智恵と磨き上げた知性を留めようではないか。

3番 『空間的広がり』

仲間達よ、眼を遠くへ向け耳をすませ。はるか北の地から、新しい時代を告げる波が怒涛のごとく押し寄せ、希望の潮騒が鳴り響いている。

4番 『未来』

まるで炎のように、理想は燃え立ち、そのため冬の厳しささえ乗り切っていけるのだ。
わが豊高が永遠に発展していくことを、みんなで讃えよう、と新たな決意を示してい
ます。

1番から4番まで、全体が起承転結の形でまとめられたすばらしい詩となっています。

[達徳会HPより]