STEAMⅠ特別講義「データの可視化により豊岡市の現在を知り未来を予測する」2026.2. 19
NTT西日本兵庫支店 姫路営業支店長 北条親央氏にお越しいただき、STEAM探究科1年次生のSTEAMⅠ特別講義をしていただきました。
豊岡市2050未来戦略プロジェクトを分析員になって分析し、戦略を考えようというとても身近な内容の講義でした。

最初に豊岡市の人口推移の棒グラフと老年人口と生産年齢人口と年少人口の割合が提示されました。2050年には2020年人口の63%であるというだけでなく、その内訳が示され、単に人口減少だけではなく、細かく分析して何らかの戦略を考えないと将来大変なことになる数字であることに最初の気付きを得ました。
講義の前半は、性別や地域に分けた年齢ごとの人口の棒グラフとともに、平均値、中央値、最頻値を示され、さらに箱ひげ図の提示がありました。それぞれの図での大まかな把握に細かな代表値が載ることで、数値データだけでは気づけない細かなことにも目を向けることができることに気付かされました。自然動態と社会動態のグラフも参考に、人口減少について真の要因を考えました。生徒たちは口々に、生産年齢人口の転出に比べて地元に帰ってくる人の少なさや転入数の少なさ、生産年齢人口の減少から引き起こされる出生数の減少を原因としてあげていました。
後半は、若者人口増に効果的だと思われる項目7つについて、考察しました。①借家居住状況、②コンビニや飲食店、③鉄道利用状況、④保育・幼稚園児数、⑤大学卒業率、⑥ITなどの仕事、⑦専門職の仕事。まず生徒たちは自分なりに効果的だと思う項目について理由を考えました。⑥⑦を推す生徒が多くいました。それぞれに大切であることを踏まえたうえで、上昇率数パーセントで回帰直線を動かしてシミュレーションされた結果をTableauで示していただきました。散布図と相関係数と決定係数を用い、回帰分析により最終の考察となりましたが、回帰分析では計りきれないところもあり、定性調査(インタビューやフィールドワーク)や時系列分析を試みて発見することも大切であることを学びました。

最後はAIとは何か、AI研究開発の最新動向などの最新のお話も聞くことができました。
本日の講義では、生きた身近な題材で、教科書では学びきれなかったデータの可視化の有用性とそこからの細かな分析を、演習により学びました。この先探究を進めるうえでも是非取り入れて考えていきたい内容でした。
探究推進部 佐藤


