令和元年度 1学期終業式 式辞

松下幸之助という人を知っていますか。

明治27年、和歌山の生まれ、父親が米相場で破産、丁稚奉公から始めて一代で松下電器、今のパナソニックを作り上げた人です。その人の「道をひらく」という本から、読んでみます。

「困っても困らない」

ひろい世間である。長い人生である。その世間、その人生には、困難なこと、難儀なこと、苦しいこと、つらいこと、いろいろとある。程度の差こそあれだれにでもある。自分だけではない。

そんなときに、どう考えるか、どう処置するか、それによって、その人の幸不幸、飛躍か後退かが決まるといえる。困ったことだ、どうしよう、どうしようもない、そう考えだせば、心が次第にせまくなり、せっかくの出る知恵も出なくなる。今まで楽々と考えておったことでも、それがなかなか思いつかなくなってくるのである。とどのつまりは、原因も責任もすべて他に転嫁して、不満で心が暗くなり、不平でわが身を傷つける。

断じて行えば、鬼神でもこれを避けるという。困難を困難とせず、思いを新たに、決心を固く歩めば、困難がかえって飛躍の土台石となるのである。要は考え方である。決意である。困っても困らないことである。

人間の心というものは、孫悟空の如意棒のように、まことに伸縮自在である。その自在な心で、困難なときにこそ、かえってみずからの夢を開拓するという力強い道を歩みたい。 “ 令和元年度 1学期終業式 式辞” の続きを読む

校長通信第27号

第1回学校評議員会より

7月8日(月)に本年度第1回の学校評議員会を開催しました。本年度から新たに前PTA会長様にもご参加いただきました。校長のあいさつの後、教頭先生が学校の概要と1学期の取組について説明し、続いて進路担当から本年度の進路状況を説明、求人は確実に増えていること、地元の就職者を増やすために丹波篠山市等と連携した取組に力を入れていること、4年制大学希望者が増えていることなどの報告がありました。総務担当からは、本年度県教育委員会から研究指定を受けた「ひょうごスーパーハイスクール」事業で、自分の専門以外の人々とつながって地域の将来を担う「H型人材」を育成するため、全科協働の取組を進めていくことを報告しました。

評議員の方々のご意見のうち、主なものを紹介します。 “校長通信第27号” の続きを読む

校長通信第26号

AIvs.教科書が読めない子どもたち

この本は、「東ロボくん」と名付けた人工知能で東大合格を目指すチャレンジを試みた、国立情報学研究所教授、同社会共有知研究センター長の新井 紀子氏が執筆したもので、昨年2月に東洋経済新報社から発刊されています。今回の校長通信はこの本を紹介します。要約するとこんな感じです。 “校長通信第26号” の続きを読む

校長通信第25号

オープン・スクールを終えて

今日で6月17日から28日までの2週間にわたって開催した本校のオープン・スクールも終了となります。研究授業を含む公開授業週間も兼ねていましたが、皆さんも色々な授業を見学に行かれたと思います。オープン・スクールにお越になった方から授業についてのご意見をいただいたので、一部を抜粋して紹介します。

板書がまとまっていてノートを作りやすいように感じました。各々が色々な感想を持つこと、認め合うような授業の方がよいと思います。 “校長通信第25号” の続きを読む

校長通信第24号

本校職員向けに配布している校長通信をアップするのをしばらくサボっていました。第24号から27号まで一気にブログに上げます。

自ら問う力、考える力、答える力

2001年に不斉合成反応の研究(メントールなどの合成方法)でノーベル化学賞を受賞し、現在は科学技術振興機構の研究開発戦略センター長を務める野依良治博士の教育に対する思いが、6月25日付けのyahooニュースに掲載されていたので紹介します。

学校教育は、社会のためにある。個人が自由に生きる権利は大切だが、決して入学試験に合格するためだとか、あるいは金持ちや権力者になるためにあるのではない。教育界というのは日本であれ、あるいは世界であれ、あるべき社会を担う人を育まなければいけない。健全な社会をつくることが、国民それぞれの幸せにも反映するわけです。日本は他国並みではなく、格段にしっかりした次世代を育てなければなりません。 “校長通信第24号” の続きを読む

校長通信第23号  

人はなぜ勘違いするのか?

4月6日発行の「週刊東洋経済」に、人が勘違いしがちな10の本能を解説したハンス・ロスリング著「ファクトフルネス」の真似をした記事があったので紹介します。まずは、質問に答えてください。

問1 日本政府の推計によると、40年後(2059年)の日本の65歳以上の人口は今(2019年)に比べてどうなるでしょうか?

A 今とあまり変わらない  B 20%ほど増える  C 40%ほど増える

高齢者がひたすら増え続けるというイメージを持ちがちだが、2042年をピークに、減少していく。正解はA “校長通信第23号  ” の続きを読む