目下、北高祭に向けてリハーサル中。

グランドから校舎を臨む (Ep6)

 広いグランドを、ぐるんと一回りしてきました。20分ほどかかったでしょうか。グランドの一番端、東側から校舎を見上げて写真を一枚。ちょうど体育でサッカーをしていて、「マスクを外したい人は、無理せず外してくれたらいいから。」という先生の声が響いていました。(体育は、距離が取れていればマスクなしでも可となった)しっかりと注意喚起をしてくれていることに感謝しつつ、野球のネット裏や部室辺りに貼っている「心得」のようなものをいくつか見つけ、書かれている言葉に感動して、カシャ!

 さて、北高祭まであと一週間。放課後の教室を覗くと、どの学年も準備に余念がありません。そして、今日は3年生や吹奏楽部、ダンス部などの舞台リハーサルです。3年生の演劇リハーサルは、「もうちょっと声を出して!」「もう少し下手に動いて!」と生徒同士で指示し合って、皆真剣に取り組んでいました。ピッコロ劇団の方にもご来校いただき、お一人は体育館の舞台で、もうお一人は教室で専門的なご指導をしてくださいました。ありがとうございます。また、週休日にもかかわらず、3年生の学年団は勿論、生徒指導部長、総務部長、特色化推進部長、放送部顧問など多くの先生方に、裏方に徹しながら対応していただきました。ありがとうございます。「焦ったらあかん!」と自分に言いつつ、絡んだ延長コードを焦りながらほどいている真剣そのものの先生方の姿にも心打たれ、微笑ましくなりました。

 芸術文化観光専門職大学院学長や多くの大学の客員教授を務められている、平田オリザ氏のお話を、以前聞く機会がありました。その中で印象に残っているのが、教育と演劇についての内容です。イギリスやアメリカなどでは、「演劇」が教育の中で重要なものと位置づけされており、教科として学校で教えられていることや、「演劇」を通してこれからの社会で必要な力、表現力、コミュニケーション能力、創造性、協調性などのいろいろな力が身につくことなどを語っておられました。そのような話を思い出しながら、リハーサル風景を見ていました。一週間後がとても楽しみです。

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