10月23日(水)6時間目に本校体育館にて1年生の探究講演会を開催しました。神戸女学院大学国際学部教授の米川正子先生を講師としてお招きしました。米川先生は、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)職員として長年に渡りアフリカにおける紛争や難民の問題に最前線で取り組まれてこられました。「『美しい未来のために~自分に何ができるのだろうか~』 アフリカでの人類の歴史・教訓や知恵から学ぶ」というテーマでご講演をいただきました。現在も人道危機にあるアフリカ諸国は、本来であればその豊かな自然と豊富な資源を利用して国民が自力で豊かな生活を営むことができるはずなのに、先進国が資源等を搾取することで現在の状況を引き起こしていることを指摘されました。私たちが使うスマートフォンやタブレットもアフリカ諸国の鉱物資源に依存しており、アフリカの現状は私たちと無関係ではないことに生徒は衝撃を受けていました。「今だけ、金だけ、自分(自国)だけ」の世界観を捨て、さまざまな人々や本物との出会い、さまざまな社会活動や旅に参加することを強調されました。