北高 校長室から 284 第46回卒業証書授与式

46回生のみなさん、保護者の皆さま、ご卒業おめでとうございます!

昨日は、今朝の天気(雨)を心配していたのですが、今朝はまさかの雪!
でも、局地的なものだったらしく、三宮方面からは、谷上あたりまでは雪ではなかったとのこと。私も自宅を出たときは雨でしたが、唐櫃台駅に着いてふと顔を上げると雪が降っていて驚きました。積もることはありませんでしたが、しばらく降り続きました。

今日も本当に「良い卒業式」でした。私にとって北高の卒業式は2回目。去年と同様、「清々しい」とも言える、キビキビとした式典でした。

しかし、コロナのことは避けて通れず、本日の卒業式でも例年と違っていることが多々ありました。けれども、そんな「負い目」を全く感じさせないような良い式になったと思います。

昨日2月25日の記事でも書きましたが、コロナの影響で、今年の卒業式では在校生が(送辞を述べる生徒以外)参加していません。また、保護者の参加者数を各家庭2名までに制限させていただいています。このため、例年に比べると、会場の体育館内は空きスペース(間隔)が目立ちます。

しかし(これも昨日の繰り返しですが)さらにこれまでと違う点があります。それは、今日の卒業式の様子を YouTube でライブ配信することです

昨日の式典でも同じことを行いました。「限定公開」としたので、事前にお知らせした直のURLをご存じの方(3年生保護者)しか見ることができません。このため、普通は避けることですが、呼名のときなどに個々の生徒をやや大写しにして、保護者の皆さまが見やすいようにしました。

ライブ配信だけでなく、写真に写った(保護者席の前に置いた)2台の大型テレビにもご注目いただきたいです。これら2台のテレビには、ライブ配信映像を映しています。

上の4枚の写真では私が写っているものが多いですが、上の最後の写真のように、壇上で話す生徒も大写しとなります。このような映像は、普通に体育館にいては見ることはできません。また、冒頭の写真のように(分かりにくいですが)、卒業生を呼名しているときには、個々の生徒がやや大きく(顔がわかる程度に)映し出されます。

今日の YouTube ライブ配信は、非常に多くの方々が見てくださり、成功であった(やって良かった)と思います。あとで視聴数のデータを載せます。

そして、当日の今日気付いたのですが、保護者席の前に2台の大型テレビを置いたことも大変よかったことでした。

最初は、保護者の皆さまの視界の邪魔になるのではないかとさえ思ったのですが、全く逆で、非常に大きな役割を果たしました。今日のような式典に参加された保護者さまは、普通はどうやっても生徒(お子さま)の後ろ姿しか見えないのです。けれども、このテレビには、正面からの大写しの姿が映るのです。

このため、今日の卒業式では、多くの保護者さまがテレビに向かって撮影をしておられました。それを見て初めて、これらの大型テレビのメリットに気付いたことでした。下の写真は、始まる前に思い出のビデオを流しているときのものですが、こんなふうに多くの方々がテレビの映像を撮影されていました。

昨日も今日も、舞台袖では、放送部の在校生が担当してくれました。多くの祝詞もいただきました。そして、感動の卒業生退場。今回は、趣向を凝らした退場をしたクラスが目立ちました。

最後に、本日の YouTube ライブ配信に関するデータをお知らせします。
視聴回数 232回、総再生時間 89.5時間、最大同時接続数 80 でした。
因みに、「チャンネル登録者数」は、ライブ開始前日くらいから今日までで 25 ほども増えました。

YouTube ライブ配信自体は、私も知らないことではない(というより人より詳しい?)ため、機材の調達や設定など、かなり手伝いはしましたが、この件の発案や準備、当日の作業は、全て北高の先生たちによります。白紙状態からわずか20日ほどの準備期間で、みごとに成功しました。何度も言いますが、本当にフットワークの軽い職員室です。

それでは、第46回卒業生の皆さん、卒業後も健康で活躍されることを祈っています!

兵庫県立神戸北高等学校
校長 長澤 和弥