78回生1年 理数探究リレー講座(生物実験)

78回生創造科学科の1年生に対して、6月6日(火)、6月13日(火)、20日(火)、23日(金)の6限に20人ずつの2グループに分けて、それぞれ2回ずつ探究基礎実験(生物分野)を行いました。2回にわたり、「対照実験の設定」や「仮説の検証」の仕方の習得を目標として、「酵素の性質」を探究しました。
実験操作に不備があり、データの収集が十分にできなかった班が自ら希望して再実験にのぞむなど、粘り強く実験に取り組み、考察しようとする姿勢が見られました。また、生徒たちの多くが中学校時代はコロナ禍で実験をほとんど経験できなかったため、実験を行い、探究することの面白さをあらためて実感できた様子でした。2学期から始まる班別探究活動でも、積極的に課題の解決に挑戦してほしいと思います。

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令和5年6月27日創造基礎B「中間発表会」

創造科学科8期生(1年)40名が中間発表会を行った。8班それぞれが2か月間それぞれの課題に対し、背景を考え、先行事例を調べ、そこから課題へのアプローチ方法を考察してきた。今回の発表会では2か月間の成果発表と今後の見通しについて発表した。そして、質疑応答、7期生3名からのアドバイスに加え、お越しいただいた長田区総務部地域協働課・神戸市都市局駅まち推進課から4名からご講評を頂いた。本日の発表を通して得たことをもとに、今後の活動を深めていく。

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令和5年6月14日創造応用ⅠL 「テーマ報告会」

本校第一STEAM ROOMにおいて、創造科学科7期生(2年)を対象に、「創造応用ⅠL」のテーマ報告会を実施した。今回は、大阪大学大学院国際公共政策研究科教授の大槻恒裕氏から助言をしていただいた。生徒のテーマは以下の通り。
「ハリー・ポッターの物語から見る翻訳表現の違い」
「児童労働をソーシャルビジネスの観点から解決する方法〜日本の企業がソーシャルビジネスを行うことの重要性とは〜」
「チケットの高額転売の現状と解決方法」
「二次元が秘める美味しさ~秘密は先入観との因果関係に?~」
「SNSの視聴時間と痩せ願望の関係性」
「難民の定義と権利を問い直す」
「日本とアメリカの国語科教育」
「介護疲れを解消するには」

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6月7日(水)5~6校時 第2学年創造科学科 「創造応用ⅠS 生物分野」
分野別研究② @生物実験室

前回に引き続き、課題研究のテーマ設定を行いました。
各自の意見を出し合いながら、テーマの方向性を探っていきました。

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5月29日(月)6校時 第2学年普通科 「グループ研究 テーマ設定③」@講堂

本時は、神戸市企画調整局から6名の講師の方々にご来校いただき、普通科全員で一斉授業を実施しました。
前半では、神戸市の総合計画「神戸2025ビジョン」を中心に、様々な地域課題と、それらについてどのように施策対応されているかを教えていただきました。実践例を示していただいたことで、各グループの探究テーマを社会課題につなげていく手がかりを得ることができました。
後半では、探究テーマを掘り下げる手法の1つとして、”ロジックツリー”を体験するワークショップを実施しました。10人程度の班に分かれ、意見を出し合うことと意見の共有を繰り返しながら、ロジックツリーの作成を体験的に学びました。
次回は、本時で身に着けた知識や探究のスキルを活用し、テーマの掘り下げを行います。

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5月29日(月)15:30~ 第2、3学年(GR、創造科学科)希望者 「ベトナム研修 国内事前研修①」@第2STEAM ROOM

本時は、大阪大学工学研究科の宇山浩教授にご来校いただき、プラスチック素材に関する講義をしていただきました。ベトナムでのフィールドワークの充実を図ることを目的に、現地での研修プログラムの1つである、プラスチック問題について事前研修を行いました。講義では、プラスチック素材の開発史や最先端の素材開発の内容と、今後の開発の視点など、開発の背景について教えていただきました。また、現代の日常生活に欠かせない様々なモノとその素材について、素材開発の現場、製造現場、処理の現場、のように各段階における課題を、特に環境問題を中心に紹介していただきました。

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4月13日(木)7校時 第2学年普通科 「オリエンテーション 探究の進め方」@講堂

本時は、神戸大学の石川慎一郎教授にご来校いただき、普通科全員を対象に、講演をしていただきました。
2年次より始まる、「総合的な探究の時間」の課題研究について、探究の各ステップの紹介や、”良い研究とは?”など、具体例を提示しながらわかりやすく解説していただきました。特にテーマ設定ポイントや留意事項を丁寧に教えていただきました。
次回から、分野ごとに分かれたグループ研究を開始します。

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令和5年4月15日 「第13回未来創造シンポジウム」

本校講堂において、令和5年度の学校設定教科「創造」の集大成となる「第13回未来創造シンポジウム」を開催した。普通科2,3年生のグローバルリサーチ受講生と創造科学科6~8期生、県内の中学生とその保護者、他校教員ら約250名を対象に実施した。当初のプログラムから一部予定を変更し、以下の通りで実施した。

1 受付・ポスターセッション

2 学校長開会挨拶

3 基調講演 「残すに値する未来について考える」

          慶應義塾大学 環境情報学部教授

Zホールディングス株式会社 シニアストラテジスト 安宅 和人 氏

4 パネルディスカッション 「残すに値する未来について考える」

    司 会  創造科学科6期生(3年8組) 

    パネリスト

      慶應義塾大学 環境情報学部教授

Zホールディングス株式会社 シニアストラテジスト 安宅 和人 氏

創造科学科6期生(3年8組) 1名

創造科学科7期生(2年8組) 1名

創造科学科8期生(1年8組)  2名

普通科グローバルリサーチ受講生(3年) 1名

普通科グローバルリサーチ受講生(2年) 1名

5 学校設定教科「創造」の取り組み 生徒発表

(1)グローバルリサーチ 「ベトナムの小学生の栄養教育の改善」

     普通科グローバルリサーチ受講生(3年生)

(2)創造基礎(社会科学分野) 「NAGATA pen café」

     創造科学科7期生(2年8組) 社会科学研究5A班

(3)課題研究(自然科学分野)「癒し系と苛々系~虫の鳴き声の受け取り方~」

創造科学科7期生(2年8組) 自然科学研究2班

(4)創造応用ⅠL(社会科学分野)「コミュニケーションロボットの活用による高齢者の行動変容」

   創造科学科6期生(3年8組)

(5)創造応用ⅠS(自然科学分野)「廃棄食材を原料としたバイオマスプラスチックの合成とその活用法」

   創造科学科6期生(3年8組) 化学研究班

6 学科長閉会挨拶

基調講演では、現在の日本や世界が抱える社会問題に対してファクトベースでメスを入れ、そこで得られたデータを基に現状と課題と今後の展望について講演いただき、これから楽しい未来しかない時代を生きる君たちはラッキーだというメッセージをいただいた。パネルディスカッションでは、ダイバージェンシー(多様性)の観点から、女子生徒の飛び入り参加もあり、性別や学年を越えて自身の考えを出し合い、安宅和人さんにもコメントをいただきながら、笑いもある和やかな雰囲気の中で自身の熱い思いを出し合い、残すに値する未来について議論を深めた。生徒発表では、これまで取り組んできた探究活動について1班7分程度で発表を行った。生徒たちの発表の場を設けさせてもらっただけでなく、これまでの本校の取組みを少しでも知っていただくのに大変いい機会となった。

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令和5年4月15日 創造科学科「新入生オリエンテーション」

本校講堂において、本校創造科学科7期生(2年生)が創造科学科8期生(1年生)40名を対象にした新入生オリエンテーションを実施した。まず、学校設定教科「創造」の「創造基礎A」「創造基礎B」と新科目である「理数探究」について内容や心構え等を自身の体験を踏まえながら説明した。続いて自己紹介ゲームやジェスチャー伝言ゲームなどのアイスブレイクをはさんだ後、今後必要となる名刺交換の練習を行った。その後、ラウンドワークを行い、1年生4名と2年生2名が1グループとなり、円形ボード「えんたくん」を活用し議論した。複眼的思考力を高めることを目的とし、班員で性別や年代、国籍を越えて円滑な活動を行っていく方法を模索した。議論の後、各班の代表者が発表を行った。入学間もない1年生に対して、創造科学科で今後必要となってくるエッセンスを実践的に伝えた。

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令和5年3月18日-19日創造応用Ⅰ「国際公共政策コンファレンス」発表

大阪大学国際公共政策研究科棟及び∑ホールにて、大阪大学大学院国際公共政策研究科主催「第 8 回待兼山会議(国際公共政策コンファレンス)」に創造科学科6期生(2年)3名が参加した。生徒は分科会にて学部生・大学院生に交じって発表を行い、活発なディスカッションをすることができた。残念ながら、代表発表に進むことができなかったが、自身の研究の新たな課題を発見し、今後の活動がより明確になった。

発表タイトル

・日本における難民の自立プロセスの課題と解決法

・小麦の価格伝達について-国際価格の変動が日本の小売店に届くまで-

・日本の国際的な影響力は核軍縮への協力によって高まるか

〈生徒感想〉

今回この待兼山会議に参加して、難民支援について発表した。自身の研究について以下の課題点が明らかになりました。6つの観点を選んだ理由がわからないため説明が必要で、特に地域面と生活面に関しては、補足説明と、なぜ大切なのかの説明が必要である。点数化の根拠について、自分で最適な状態の基準を設けてから点数化していればよかった。就職に関して、オンラインツールを使用した就職支援はどんな難民(定住を意識ているか、していないか)にとって需要が高いのか、また理由を明らかにすることが求められる。ウクライナ避難民以外の難民への日本政府への支援を調査する。自分が最も大切だと考えることをフレームワークとして、最初に説明する。以上のことを今後、論文に書き足していきたいと思います。

一日目はまず基調講演を拝聴しました。国際刑事法に関する講義でした。生徒からの質問にみな講師の先生が「いい質問」とおっしゃっていました。「いい質問」というのは、高度で学問的に答えが出ていない、という意味で、そういう質問をする生徒が多いことに驚きました。その後、分科会にわかれて発表を行いました。発表としては概ね成功したと思います。審査員の松繁先生からは、兵庫高校へ行ってきたアドバイスが取り入れられていてよかったということに加えて、発表についてさらにいくつかアドバイスをいただきました。発表の冒頭での全体の概要について、10分の発表であれば最初の2分を割いても良いくらいだということと、スライド番号は必ずつけるようにということです。今後の発表に取り入れたいと思います。冒頭で概要をいうことについて例え話をしておられてそれがわかりやすかったです。『子供が「あるところにおじいさんとおばあさんが~」と言われてわくわくするのは桃太郎の話を知っているからである、外国人に桃太郎の話をするときは「男の子が頑張る話だよ」と言ったほうがよい』とのことでした。 また、研究の内容についてもアドバイスを頂いたので、それに従って改善するために論文を全体的に見直そうと思います。

今回の待兼山会議では、非常にハイクオリティな発表をたくさん聞くことができました。発表の方法が比べ物にならないくらい洗練されている発表が多かったです。例えば、発表の最初に自身の研究の目的を簡潔にまとめるだけでなく、意義やどういった特長、新規性を持つのかもまとめ、SDGsとの関連もきっちりと明示していた発表があり、本当にすごいなと思いました。また、発表の最初にスライドの資料のQRコードを日本語版、英語版用意し、日本語と英語でダウンロードを促している発表もあり、すごいなと思いました。また、うまくいかなかったことを結論としている発表があり、改めて、うまくいかなかったことも重要な結果であると気付きました。そして、私は自分が提案した内容は必ず自分で根拠を用意しなければならないと思いすぎていたことに気付きました。もちろんきっちりとした根拠を自分で示す研究もありましたが、良いなと思った研究の多くは、先行事例の活用が上手でした。先行研究ですでに検証されていることを活用して研究を進めていくところが今後非常に参考になるなと思いました。

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