令和5年3月18日-19日創造応用Ⅰ「国際公共政策コンファレンス」発表

大阪大学国際公共政策研究科棟及び∑ホールにて、大阪大学大学院国際公共政策研究科主催「第 8 回待兼山会議(国際公共政策コンファレンス)」に創造科学科6期生(2年)3名が参加した。生徒は分科会にて学部生・大学院生に交じって発表を行い、活発なディスカッションをすることができた。残念ながら、代表発表に進むことができなかったが、自身の研究の新たな課題を発見し、今後の活動がより明確になった。

発表タイトル

・日本における難民の自立プロセスの課題と解決法

・小麦の価格伝達について-国際価格の変動が日本の小売店に届くまで-

・日本の国際的な影響力は核軍縮への協力によって高まるか

〈生徒感想〉

今回この待兼山会議に参加して、難民支援について発表した。自身の研究について以下の課題点が明らかになりました。6つの観点を選んだ理由がわからないため説明が必要で、特に地域面と生活面に関しては、補足説明と、なぜ大切なのかの説明が必要である。点数化の根拠について、自分で最適な状態の基準を設けてから点数化していればよかった。就職に関して、オンラインツールを使用した就職支援はどんな難民(定住を意識ているか、していないか)にとって需要が高いのか、また理由を明らかにすることが求められる。ウクライナ避難民以外の難民への日本政府への支援を調査する。自分が最も大切だと考えることをフレームワークとして、最初に説明する。以上のことを今後、論文に書き足していきたいと思います。

一日目はまず基調講演を拝聴しました。国際刑事法に関する講義でした。生徒からの質問にみな講師の先生が「いい質問」とおっしゃっていました。「いい質問」というのは、高度で学問的に答えが出ていない、という意味で、そういう質問をする生徒が多いことに驚きました。その後、分科会にわかれて発表を行いました。発表としては概ね成功したと思います。審査員の松繁先生からは、兵庫高校へ行ってきたアドバイスが取り入れられていてよかったということに加えて、発表についてさらにいくつかアドバイスをいただきました。発表の冒頭での全体の概要について、10分の発表であれば最初の2分を割いても良いくらいだということと、スライド番号は必ずつけるようにということです。今後の発表に取り入れたいと思います。冒頭で概要をいうことについて例え話をしておられてそれがわかりやすかったです。『子供が「あるところにおじいさんとおばあさんが~」と言われてわくわくするのは桃太郎の話を知っているからである、外国人に桃太郎の話をするときは「男の子が頑張る話だよ」と言ったほうがよい』とのことでした。 また、研究の内容についてもアドバイスを頂いたので、それに従って改善するために論文を全体的に見直そうと思います。

今回の待兼山会議では、非常にハイクオリティな発表をたくさん聞くことができました。発表の方法が比べ物にならないくらい洗練されている発表が多かったです。例えば、発表の最初に自身の研究の目的を簡潔にまとめるだけでなく、意義やどういった特長、新規性を持つのかもまとめ、SDGsとの関連もきっちりと明示していた発表があり、本当にすごいなと思いました。また、発表の最初にスライドの資料のQRコードを日本語版、英語版用意し、日本語と英語でダウンロードを促している発表もあり、すごいなと思いました。また、うまくいかなかったことを結論としている発表があり、改めて、うまくいかなかったことも重要な結果であると気付きました。そして、私は自分が提案した内容は必ず自分で根拠を用意しなければならないと思いすぎていたことに気付きました。もちろんきっちりとした根拠を自分で示す研究もありましたが、良いなと思った研究の多くは、先行事例の活用が上手でした。先行研究ですでに検証されていることを活用して研究を進めていくところが今後非常に参考になるなと思いました。

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令和5年3月18日創造基礎B実践活動「NAGATA Pen Café 2nd」

神鉄長田駅魅力向上をテーマに活動している創造科学科7期生(1年)の5班4名とボランティア生徒が、神鉄長田駅前の空き地にて、ブレンドコーヒーとクッキーの販売を実施した。また、改札前の空き店舗にて万年筆体験会を実施した。今回の実践活動は、ペンカフェとしては2回目、テストトライアルを含めて3回目となる。ホットコーヒー(300円、学生には100円割引)の販売と、駅近くの洋菓子店クロカンブッシュから菓子を提供していただき、委託販売を行った。結果、コーヒー58杯と90個準備した洋菓子を完売することができた。また、万年筆体験では、ナカザワ文具店から試し書き用万年筆を20本お借りして、40名以上の方に筆を持っていただいた。

神戸沿線モヨウガエ https://www.kobe-cube.jp/

〈生徒感想〉

今回、2回目のNAGATA pen caf?、そして4回目のイベントを行わせていただきましたが、私が感じたことが2つあります。1つ目は、「自分はもう少しボランティア精神を養うべき」だということです。少なくともこの取り組みはお金儲けを念頭に置いているわけではないですが、協力してくださった皆様に人件費を一切お支払いしない状態でイベントを行ってきました。私たちが高校生だからといえ普通だったらあり得ないことですが、皆様のご協力が無ければ今回の取り組みは成立しないもので、自分も対価だけを求めて生きていくのではなくボランティア精神を備えた人間になりたいと思いました。2つ目は、「課題点、反省点が多いということは悪いことではない」ということです。前回よりコーヒーの売上が伸びなかったり、準備に手間取ってしまったりなど今回も反省点が沢山ありました。間違いなく今までの私であったら、結果だけを見て落胆していたと思います。しかしこの活動を通して、結果からたくさんのことを考察して次への改善点、自分自身の経験として身につけることこそが大切なのだと気づくことができました。神鉄の方をはじめ、駅活チャレンジャーの上野さん、喫茶あおいの恒松さん、三菱電機の方、地域の方などたくさんの人に協力をしていただきましたが、0から1を生む大きなプロジェクトに携わらせていただけたことを本当に光栄に思っています。

前回とは違って、かなりしっかりした作りの部類の万年筆をたくさんの方に試していただいたこともあり、万年筆に対する偏見を取り払い、万年筆のいいところをより強く感じていただけたという実感があります。加えて、資料やイロモノ万年筆も用意できたので、実際の反応から見ても、より多くの人に興味を持っていただけるような企画にできたかと思います。前回と比べたときに、もう一つ成功と言えるような要因を挙げるとするなら、コーヒーをお買い上げいただいたお客様のほとんど(少なくとも40人)に、万年筆の試し書きを体験いただけたことがあります。万年筆の試し書きが魅力的だったからかどうかは不明ですが、少なくとも屋台からの誘導は前回から大幅に改善されたかと思っています。

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令和5年3月19日 「第13回長田区・高校生鉄人化まつり」

若松公園鉄人広場にて、KOBE鉄人PROJECT主催「第13回長田区・高校生鉄人化まつり」が開催された。

このまつりは、平成22年度に長田区主催の「第2回鉄人まちづくりイベント」に応募した創造科学科の前身である総合科学類型1期生の提案が最優秀賞を受賞し、長田区に所在する高校のさまざまな活動発表の場として実施されるようになったもので、今回は、本校創造科学科7期生(1年)8名と育英高校の生徒会、神戸野田高校の生徒会で実行委員会を組織して企画、運営を行った。今年度は各校1名の生徒が3名で実行委員長を務めた。

「Fly to be Reborn ~はばたけ、君の青春へ~」が今回のテーマで、コロナ禍の時代を乗り越え明るく楽しい未来に向かって羽ばたいていきたいという思いを込めた。長田区の高校の部活動によるパフォーマンスだけでなく、実行委員企画「鉄人決定戦」や 各校の展示「輪投げ」、「ストラックアウト」、「VRで長田区体験」など実行委員企画も充実しており、天候にも恵まれ春の陽気も手伝って多くの参加者が訪れ、大盛況となった。このまつりに企画の段階から関わり、ボランティアとして参加してくれた高校生、地域の方に協力いただきながら高校生の力でつくりあげることができた。実行委員は達成感や満足感を強く感じていた。

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令和5年3月11日GRⅠ「観光・まちづくりセミナー」参加

グローバルリサーチⅠ(1年)1名が、公益財団法人ひょうご観光本部主催「観光・まちづくりセミナー」に参加した。この生徒は「観光データサイエンス」の学習活動で在日外国人をターゲットに但馬地区の観光ポスターを作成したことから本セミナーに応募し、当選した。実施内容は、城崎温泉の視察、観光事例の紹介、城崎温泉におけるDX関連の取り組み紹介、芸術文化観光専門職大学の学生のよる但馬観光ワークショップ・キャンパスツアーなどである。生徒は自分が調べた内容を現地視察できたとともに、研究内容を学生と共有することもできた。

〈生徒感想〉

城崎温泉の視察、講義、ワークショップを行いました。城崎温泉が行っている取組について学び、DXと関連づいた取組について知れたことが良かったです。ワークショップでは最高と最低の旅行プランを作り、対象によって変わる「最高」や私たちが作ったプランの改善点に気づけました。また城崎温泉で在日外国人にとって受け入れにくそうなことなどを新たに知ることができたので実際に行くことの大切さも知りました。まちづくりにも繋がる観光の奥深さを知ることができ、良い経験となりました。

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令和5年3月8日 第13回高校生鉄人化まつり実行委員会(6)

第13回高校生鉄人化まつり開催に向けた第6回実行委員会議が神戸野田高校で行われた。

6回目となる今回の会議には本校からは創造科学科7期生4名、育英高校からは生徒会5名、神戸野田高校からは生徒会3名が実行委員として参加した。

今回は「実行委員のステージ企画」詳細の決定、ボランティアに来てくれる生徒の仕事分担の決定、当日の本部業務の分担、ポスターを貼ってもらう場所の依頼、SNSを用いたカウントダウンの広報についてなど、本番を11日後にひかえて細かい確認を行った。また、鉄人化まつりのチラシ/ポスターも完成し、長田区内の全高校に配布を依頼した。

本番に向けて、司会原稿の作成や各校の展示ブースの完成を目指していく。

第13回高校生鉄人化まつりは令和5年3月19日(日)新長田若松公園鉄人スクエアで実施予定。

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令和5年2月28日創造基礎B「神戸電鉄ふりかえり」

神鉄長田駅魅力向上をテーマに活動した創造科学科7期生(1年)4名が神戸電鉄(株)本社を訪問した。神戸電鉄経営企画部の西口課長と山田氏、鉄道事業本部技術部の能崎係長に対応していただいた。始めに生徒から「NAGATA Pen Café」「#駅で推し活」について、研究ポスターを用いて成果報告を行った。続いて、「#駅で推し活」で作成した動画を視聴した。そして、神戸電鉄の方々から活動を総括して、コメントをいただいた。

〈生徒作成動画〉

①「【神鉄長田駅周辺】大丸山公園 feat. KoberrieS♪」

②「【神鉄長田駅周辺】氷室神社 feat. KoberrieS♪」

〈生徒感想〉

私はこの創造基礎Bの活動を行う中で、自分の未熟な部分を発見できたと思っています。というのも、この一年間班長として今まで外部の方とたくさんのメールのやりとり等を行ってきましたが、情報共有ができていないことによって協力者の方にご迷惑をおかけしてしまったことが何度かありました。しかし、この経験をただの黒歴史として捉えるのでなく次に活かすべき出来事だと考えられるようになったのもこの活動のおかげです。来年度以降も外部の方と協力させていただく場面がいくつかあるはずなので、この経験を糧にして取り組んでいきたいです。

私は1年間の創造基礎Bの活動を通してたくさんの人々と協力して企画を行うことの大切さを知りました。「まちや駅を活性化したい」と考えている人が多くいたとしても個人でそれを成し遂げることは難しく、行動に移しにくい部分があるのだと思います。しかし、そんな際にそれぞれ立場が違ったとしても、たくさんの人々が集まることが出来れば、今回私たちが神戸電鉄・KOBerrieS♪・長田区役所などの方々の協力を得て活動を行ったように少しでもまちや駅の活性化に繋げられるのではないかと考えています。創造基礎Bの活動が終了しても、この1年間で得た知識や経験を活かして今後も積極的に行動していきたいです。数多くの貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました。

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令和5年2月27日創造基礎A WHO講義「UHC推進における日本の重要な役割」

本校第二STEAM ROOMにおいて、創造科学科7期生(1年)を対象に、WHO西太平洋地域事務局 事務局長室管理官の野﨑慎仁郎氏から「UHC推進における日本の重要な役割」というテーマで講義を行った。野﨑先生には2月上旬に本テーマのコアメンバーの生徒とオンラインで打ち合わせをしていただいき、生徒から講義内容をオファーして今回の授業となった。野﨑先生からは、「コロナの今後」「高齢化の世界的進展と保健・医療の課題」「UHC東京センター設立の意義」について、生徒と議論を交えながら講義を進めていただいた。コロナで浮き彫りとなった課題とWHOの立場から見た日本の位置付けを踏まえ、世界の保健・医療において日本の役割について考えを深めた。

〈生徒感想〉

2050年以降何が起こるかという問に対して「準備が出来ないうちに老いる国が多くなる」という回答に準備が間に合わないほど少子高齢化は速く進んでしまう可能性に少子高齢化の深刻さを目の当たりにした。世界中の準備が出来ないうちに少子高齢化社会を迎えてしまうとなると日本以外の世界中の国々で労働力人口の減少による企業の生産性の低下や経済成長の低下によって世界の経済が進まないという最悪の事態が想定されてしまう。また、アメリカのような社会保障制度が少なく自己負担の国では貧富の差がさらに広がってしまい人口が急速に減ってしまう可能性がある。これを少しでも避けるためにもいち早く日本が少子高齢化対策のアドバイスや情報提供を行うべきであると考えた。

授業の中で、感染拡大を防ぐためのどの政策が正しかったのかについて考えとき、アジアの政策と欧米の政策の違い、そしてそれによって感染者数及び死者数にどのような違いが生まれたのかについて気づいた。またその気づきから、感染拡大防止の観点のみから見ると、アジア地域は非常に優れている一方で、いち早くコロナと共存し、経済との両立を果たした欧米も評価できると思った。個人的には命を優先すべきなので、アジアの感染対策を評価するが、厳しい感染拡大防止策を行使することで経済的生活が苦しくなった国もあったので、もっと生活支援と両立された政策が執行されていたら良かったと思った。

今回の講義で、私たちは高齢社会による負担を背負う側にあると再認識した。そのうえで、若者の負担が増え生活が制限されてしまうことはトータルとしてまた新たな社会的弱者を生み出しかねないと考える。そのため、この負のサイクルを断ち切るために新しい社会の在り方について深刻に受け止め、考えていきたいと思う。やはり、問題解決への1番の近道は若者の政治参加だと考える。高齢者だけでなく若年層の意見も取り入れることで、両方にメリットのある社会を作り出していけるのではないか。

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令和5年2月27日「大学推薦入試合格体験談」

本校第一STEAM ROOMにおいて、創造科学科6期生(2年)7期生(1年)の希望者を対象に、大学入試で学校推薦・総合型選抜入試の説明会を行いました。創造科学科5期生(3年)のうち、6名が国公立大学上記入試に合格し、体験談を語りました。代表生徒からは推薦入試の利点や苦労話をしてもらい、その後座談会で在校生が質問する形式で実施した。推薦入試の合格大学・学部は以下のとおりである。

・東京大学 工学部

・大阪大学 人間科学部

・神戸大学 経営学部

・徳島大学 医学部医学科

・大阪公立大学 現代システム科学域(ユネスコHS)

・大阪公立大学 農学部応用生物科学科

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令和5年2月22日 創造応用I(自然科学)「分野別探究活動⑬」

本校において、創造科学科6期生(2年生)の理系生徒(25名)が創造応用Iの授業で、数学/物理/化学/生物/都市工学の5分野での13回目の探究活動を行った。

2月8日に実施した創造応用Ⅰ校内発表会を終え、自分の行った研究について「研究論文」を作成している。事前に研究論文の書き方についての説明を受けたうえで論文作成にとりかかった。論文の構成例を参考に、行った研究の内容を振り返り、限られた文字数の中でまとめていく。研究はグループで行った場合も研究論文は個人で作成している。同じ研究を行ってもその結果の分析や考察の違いによって研究論文の内容も異なってくる。それぞれの考えを文章に表していく。今後、担当教員の添削指導を受けながら完成を目指す。

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令和5年2月21日 第13回高校生鉄人化まつり実行委員会(5)

第13回高校生鉄人化まつり開催に向けた第5回実行委員会議が本校ゆ~かり館で行われた。5回目の会議には本校からは創造科学科7期生2名、育英高校からは生徒会5名、神戸野田高校からは生徒会2名が実行委員として参加した。

今回の会議ではまずポスターの原画を確認した。今後これに文字入れをしていただき掲示、配布するポスターを完成させる。また、ステージで行う実行委員企画について、各校でどのような方法で実施するのかを出し合いさらに意見を出し合い、詳細を決めた。次回の実行委員までに各校で展示ブースの内容について実際にシミュレーションを行い、改善を繰り返していく。

第13回高校生鉄人化まつりは令和5年3月19日(日)新長田若松公園鉄人スクエアで実施予定。

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