平成28年9月14日 創造応用ⅠL 研究テーマ設定に向けて

ゆ~かり館において、未来創造コース2期生(2年)文系選択者が自身の研究テーマと研究内容、研究の進め方を大阪大学の先生、大学院生、本校教員に対して説明しました。1学期の終わりからテーマを考えてきましたが、テーマの絞り込みがあまりできておらず、テーマ設定や研究の進め方をアドバイスいただきました。生徒たちも熱心にアドバイスに耳を傾けていました。今後の展開が楽しみです。

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〈生徒の感想〉

自分の研究することがあまりにも大きく、至らないところがあるかを確認する良い機会になりました。前々から指摘されていた研究課題、トピックが研究する分野としてあまりにも大きすぎる点についてですが、自分ではトピックをより小さくし、細分化したつもりがそこからさらに小さくするよう指摘されました。また、自分の研究したいことについて研究しなさいという指摘もいただきました。研究の説明が終わったあと、「君が本当にその研究をしたいのかについて疑問に思った。」と言われ、「自分の研究したいこと」という根本からもう一度自分自身へ問い直し、研究することの細分化とともに考えていきたいと思いました。その他にも、質的データと量的データの違い、参考にする文献の選び方、研究のまとめ方についてもアドバイスをいただきました。質的データは例えばインタビュー等がありますが、インタビューは聞いた話を一字一句漏らさず打ち込み、そこから必要なデータを取るため、先行研究に使われている他人の質的データは使いづらいそうです。研究を進めるにあたって、先述した質的データの話のようなためになるお話をたくさん聞けました。今後の研究に活かしていきたいと思います。

今回の授業では、研究紹介をしました。自分が研究しようとしていることを言葉にしてきちんと伝えられるか、また色々言われるのではないかと内心不安でしたが、丁寧なアドバイスをしてくださり、とても参考になりました。中でも、「研究は最短ルートを提供するガイドブックを作るようなものであり、それは誰がどのように得するものとなるのか考えるといい」ということが特に印象に残っています。今までは主に「興味があるから」という理由だけでテーマ設定をして進めていこうとしていたのですが、「その研究をするメリット」という視点からも、今後どのように進めていけば良いか見つめ直すことができました。もちろん自分が興味を持ったことを研究していくのですが、ただの自己満足ののようなもので終わらないためにも、今日のアドバイスを思い出しながら本当に納得できるものを目指していこうと思います。

 

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