平成28年7月20日 グローバルリサーチⅠ 難民ワークショップへの参加

グローバルリサーチⅠを受講している6名が、校外で開催された難民ワークショップに参加しました。参加されたいろいろな世代の方々とグループを作り、最初に難民問題の現状を理解するための映像を全員で観た後、各グループで話し合いをしました。本校生も積極的に議論に参加し、今後の研究に生かすべく課題を見つけようとしていました。

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〈生徒の感想〉

実際の難民の子どものインタビューを見て、難民として生きていくことの大変さや戦争への恐怖心を持っていることがわかりました。私たちにとっては当たり前の電気、水、火が自由に、簡単に使える生活を送ることができず、難民の人たちはとても苦労していました。そして、少しでもいい生活を送ることができるよう、難民支援団体がニュース調査、計画立案、実施・モニタリング、評価の流れで適切な支援をしていることも学びました。私も実際に支援の計画をグループで話し合い、立案しました。立案する際に、難民キャンプは難民の人が一時的に生活する場所ということを注意しなければならず、立案に少し苦労しました。ですが、同じグループしていた大学生の方や社会人の方の意見もあり、無事立案することができました。このグループワークのおかげで年齢、立場、意見が違う人の見解を知ることができて私が身につけたいと思っている様々な角度から物事を見る力を少し養えたと思います。

難民を支援するにあたって、どのような支援が必要か、ただ自分たちが勝手に送るのではなく、相手側のニーズに答えられるよう、視察したり、いろいろと大変だと学びました。グループ活動があり、高校生や学生さんだけでなく、様々な方が集まっていましたが、皆さん優しく接してくださり、楽しく活動できました。また、活動を通して、自分は持っていなかった発想や意見、案などを聞くことができ、自分の視野を広げることができました。こういったグループ活動は何回かしましたが、そのたびにコミュニケーションをとる力は上がっているように感じます。これからもどんどんこういった活動に参加し、自分の知る世界を広げていきたいです。

今日の難民事業はグループに分かれて、難民を支援するというテーマで議論をしました。2回目の参加だったので、あまり緊張はしていなかったのですが、周りに大学生や主婦の方などが多く、とても議論が深まり、途中でついていけなくなってしまったのが、一番の反省点です。ですが、難民の子どもの環境や再起に向けた支援について建設的な意見も出せました。これから難民に対して、どのようなことをしていけばよいのか、支援している国に対してどういう対応をするかなど、自分にとって初めてのことばかりで、正直今回は前回と比べて難しかったです。中でも一番印象に残っているのが、ケニアでの例です。ケニアの場合、たくさんの場所を難民に提供しているが、いつまでも国に残ってほしいわけではないということを学びました。だから、畑を耕すといった農業支援や林業支援はあまりよくないそうです。逆に、届いてすぐに使える支援物資、例えば、ソーラーパネル付きの懐中電灯などは、難民支援などで、今でも積極的に行われているそうです。

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