立教大学池袋キャンパスにおいて、未来創造コース2期生(1年)5名が、日本シティズンシップ教育フォーラム主催「第3回シティズンシップミーティング」に参加しました。2日目は、分科会から始まり、本校生徒は「創造基礎」の取り組みを今回のテーマに合わせて発表しました。午後も分科会が開かれ、本校生徒は「地域を耕す人材をどう育てるか?」「グローバルシティズンシップ教育の実践から学ぶ」に参加しました。
〈生徒の感想〉
今日もたくさんの人の考え方に触れました。発表では同じ高校生の発表を聞き、こういう研究テーマや方法があることに気づくことができました。午後からの分科会ではグローバルシティズンシップについて考えました。私はこのコースにいながらも「グローバルリーダー」って何だろう、世界で求められる力って何だろうと考えることがあります。それについて先生方の意見を聞きました。そこで感じたことがあります。まず、好奇心は疑問から生まれること。これは諦めないときに限りますが、決してわからないことは悪いことではないのだと思えました。次に、発信力の大切さ。何か課題を周りに少しずつ広めることで間接的に解決できること、それが社会参加につながっていくことも知りました。最後に、つながり。遠いように感じてしまうことも、意外と身近なものと結び付いています。それに気づくことが大切だと思いました。また、そのときに遠いように感じてしまう所にいる人の気持ちや意見を想像することも必要だと思いました。このように学ぶ側ではわからないことを教えていただきました。自分のこの問いに対して少しずつわかるようになりたいです。
今日特に印象に残ったことは「公民館」の話です。私達は発表を終えてから、「地域を耕す人材を育てる」というテーマでお話を伺いました。その中で、公民館についてのお話がありました。公民館は多様な年齢層の人々の寄り合いの場として役立っているというお話だったのですが、お話を終えてから質問の時間と余った時間の討論で、「実際は公民館じゃなくても他の同じ目的を持ったコミュニティであればなんでもよかったのでは?」という公民館の存在意義に対する根本的な疑問が浮上しました。これは、私達が行った地域課題に対しても言えると思います。例えば、佐用町です。私達は、過疎地域は存在すべきでないものと考え、活性化させるためにフィールドワークを行いましたが、過疎化がなぜいけないのかについては全く考えていませんでした。そのような根本的なところから考えていくことが、社会問題の解決の軸となって、課題解決がぶれなくなるのではないかと私は考えます。
前日の夜と当日の朝に原稿を作ったことと、パワポを見てそのまま言える内容ではなかったことが原因で、原稿を読んでのカッコ悪い発表になってしまいました。自分もつい最近まで理解できずにいて、理解したあとも初見の人にうまく伝えられなかったので、今日聴いてくれた皆さんに伝わったのか不安でした。発表の後、何人かに聞いてみたところ、しっかりと理解してくれていて、意見も頂けたのでよかったです。後半の講義はとても難しい内容で、横文字や専門用語が多くわからなくなることがありました。わからないなりに発言しましたが、手応えがありませんでした。場の雰囲気に圧倒されて、萎縮してしまいました。実際に様々な場面で、様々な立場で活躍されている人達の、知識量や深さを体感しました。まだまだ僕は浅いと思いました。良い経験になりました。
午前中の実践活動報告会では東京大学付属教育学部高等部の方の発表を聞いて思ったのはどの方も語彙が豊富であるという事だ。語彙が豊富なのでプレゼンが上手くみえていい技だと思った。また、午後ではグローバルシティズンシップととても難しい題ではあったが上尾市東中学校英語教諭の松倉さんや、法政大学院生の西村さんなどのお話ではグローバルとローカルの結びつきの話などとても興味深い話を聞くことが出来た。今回学んだこと、気づいたことを今後の探求活動に生かしていきたい。
今日は昨日とは違って自分たちが発表しました。大人の人の前での発表は緊張しましたが、しゃべり出したらそこそこ話せたのでよかったです。他の東京大学付属の方の発表も聞いてみて、自分たちは提案の後の実践活動に重きを置いているのに対し、東京大学付属は研究方法や提案の方に重きを置いていると感じました。自分たちの活動は特別なんだと感じました。その後、東京大学付属の方と昼ごはんに出かけてお話もできて楽しかったです。昼からのセッションでは昨日とかうってかわり内容がとても難しく感じました。まだまだ知らないことだらけで勉強し直さないといけないと思いました。いろんな方に名刺を頂けたのでそれを活用していきたいと思いました。