平成27年度 RRE ふりかえり

未来創造コース2期生(1年)のRREのふりかえりです。RREは本校学校設定教科「創造」のSGHプログラムの1つで、英語による資料読解やプレゼンテーションを行い、毎学期末に外国人留学生との交流を実施し、総合的な英語運用能力を高める授業を展開しています。

〈生徒のふりかえり〉

このRREでは普通の高校生ではできないような留学生との交流や英語での講義、プレゼンテーションなどすることができた。その中でもパワーポイントの使い方や英語の力も少しは伸びたと思います。でも一番感じたことは、言語が違っても伝えることはできるということです。実際に自分は英語が得意とは言えません。けれどもパワーポイントのグラフや写真を工夫したり、ジェスチャーを用いることで伝えることができました。伝わっているか、伝わっていないかは相手の表情を見るとある程度知ることができました。しかしこれには限界があることがわかりました。最後の移民問題ではほとんど通用しませんでした。そのためにもっと英語を勉強しないといけないと思いました。

授業中は基本的にはほとんど英語を使うというのがとても新鮮で、一度もしたことがなかったので成功よりも失敗することの方が間違いなく多かったと思います。しかし、そんな状況の中で、英語で自分の伝えたいことを書き起こし、削除をしてもらって不器用ながらでも伝えたり、話し合うことで英語力やコミュニケーション能力も高まったと思います。普段の授業とは違い、より実践的な英語に触れる機会ばかりだったため、突然英語で話しかけられた時にも動揺することが少なくなったと思います。ただ、英語のプレゼンテーションなどを聞く際は、画像を見ることと英語を聞き取ることの両方をこなさなければならなかったので「慣れ」を実感することがあまりありませんでした。1年間の経験を活かせるようにしていきたいです。

最初はこの活動についていくことができるか自信がありませんでした。1回目の留学生交流会の時はプレゼンテーションも英語での会話もいまいちでした。自分が何について説明しているのかもよく分からないまま文章だけを並べていたと思います。その後創造の授業でPPを使う機会、発表する機会が増え、発表するということに慣れたこともあって1回目・3回目は意識に少しだけ余裕ができました。なにより自分が読み上げて意味が取れない文章は書かないようにしたことで、PPのスライドを活用しやすくなりました。聞き取りはまだまだできない部分が多いですが、この1年で外国人留学生との会話を楽しいと感じるようになれたので良かったと思います。

英語表現などの文法は苦手だけど、実際に外国の人と話したり交流するのはとても楽しかった。上手な文章にできなくても、身振り手振りをつけたり絵に描いたりして思っていることを伝えることができたし、相手も理解しようとしてくれて嬉しかった。RREを始めた頃は自分から話しかけるのが怖かったし、間違えていたらどうしようと勇気がでなかったけど、今ではどんどん質問できるようになった。それに、今回のような難しいテーマについてでもしっかり自分の意見を伝え話し合うことができた。RREで取り上げたテーマは災害の事や、移民についてなど、ふだん友達と話すことない話題だったから、それについてみんなと話し合えたことによってより理解を深めることもできた。

正直私は英語が苦手です。慣れない言語を話すのは難しく、間違えたら恥ずかしい…と思っていました。RREの授業が始まってすぐは未来創造ってこんなこともするの!?という驚きと、絶対無理だ!と思う気持ちがありました。しかし1年間自分なりに出来る範囲でこのRREの授業に取り組んで本当に良かったと思います。これまでは、ALTの先生の話を聴き取ることができませんでしたが、今では完全とは言えませんが内容を理解できるようになりました。そして何より、外国人とたくさん交流を持てたことがとても良かったです。3回の交流会で、留学生に必ずするのが「なぜ日本に来たのか?」という質問です。「勉強するため。学校の先生になるため。」と答えて下さいます。そして、「夢は何?」という質問が返ってきます。毎回恒例のこのやりとりですが、1年前には想像もしていなかったやり取りです。日本人と外国人、文化や表現の違いがあり慣れない英語だからこそこういった会話ができ新たな考え方も学べるのだと思います。これから英語が得意になるように、アドリブができるようになります!!!

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