本校同窓会館武陽ゆ~かり館において、未来創造コース2期生(1年)41名が神戸大学大学院人間発達環境学研究科の院生との共同研究の発表を行い、その最終発表会を行いました。院生ゼミや神戸大学での実験・実習、神戸高校総合理学科との合同発表会を経て、院生のご指導のもと、半年間の研究成果を発表しました。同大学院の伊藤真之教授と大学院生6名(2名欠席)に出席いただき、質疑と講評をいただきました。以下は生徒の発表タイトルです。
1班 山田ゼミ「学生Yからの挑戦状 謎の物体を見破れ!~蛍光X線による原子の分析~」
2班 勝原ゼミ「そっくり!!ハチとハナアブ何が違うの?~花に来る虫からわかる昆虫生態~」
3班 葉山ゼミ「薄型フォースセンサを用いた把持力の測定」
4班 橋爪ゼミ「水を見るだけで生き物が分かる!!~環境DNAを用いたアユの産卵期の研究~」
5班 寺元ゼミ「握って測ってひずませて ~ひずみゲージによる把持力の測定~」
6班 立石ゼミ「宙から降りそそぐ宇宙線~宇宙線を実際に観察しよう~」
7班 西村ゼミ「Let’s ぽよぽよ ~高分子素材『アルギン酸ナトリウム』の利用~」
8班 成清ゼミ「CC法であの大スターMの肌年齢を調べよう!! ~クレーターカウンティング法による月面の年代調査~」
以下は大学教授や院生のコメントの抜粋です。
高度な内容の実験によく取り組んでいた。大学院生などから説明を聞いたとき、納得できるまで質問したり考えたりする姿勢が大切だと思う。
結果を示した表は何を示しているのか読み取りにくいため、グラフなどで示す方がよい。なお、グラフの縦軸と横軸の単位は明記してください。
計算式の意味について、しっかり理解してほしい。
薬品や材用を入れる順番が大事だと思うので、そこも考察してみたらよいと思う。
同様の研究はないのか。実験方法がどういう点で新しいのか、あるいは優れているのかをもっとアピールしよう。
実験結果と考察を混同していないか。結果をまとめ、その結果がなぜ得られたのかについ深めてほしい。
たくさん実験をしたが、発表の中では「これは面白い!」といえるものを1つ絞り込み、力説するほうがよい。