大阪大学大学院経済学研究科の佐々木勝教授に来校いただき2年生グローバルリサーチ受講生対象に特別授業を実施しました。労働市場における需要・供給曲線を用いたモデルを提示していただき、移民や難民を受け入れた場合、日本の雇用にどのような影響を与えるか、主に賃金や職種をテーマにお話しいただきました。その後、日本が外国人労働者を受けいれた場合、経済学的にみると日本経済全体に大きなメリットがあるというお話をされました。生徒からは言語の問題や財政的な負担といった大きな課題が発生するのではといった質問がありました。以下は生徒の振り返りです。
授業前、外国人労働者を受け入れると、日本人の職が奪われる問題が起こると思っていたが、代替関係の場合、賃金が下がり、補完関係がある職に外国人が就くことによって生産性が高まり、賃金が上がり、日本人労働者にもメリットがあることがわかった。しかし、いかに補完関係の職に外国人を就くことができるのか、日本語教育などの政策など多くの課題があると思った。これらの問題も含めて、今回の授業内容を今後の研究に生かしていきたい。