平成27年12月14日創造基礎B 実践活動「銭湯組合への提案」

兵庫県公衆浴場業生活衛生共同組合事務所において、「外国人で銭湯で交流しよう」というテーマで研究している2班が、組合の定例会で、外国人利用客増加をねらいとした提案を行いました。11月の県内のALTを招いておこなったワークショップから出た意見を踏まえて、複数の提案を準備し、この日に臨みました。同組合の理事長 月山昇商氏をはじめ15名の各地区の支部長の前でこれまでの研究のあらましを口頭発表し、各銭湯内のガイドマップ「BATH♨GUIDE」や学生料金、萌えキャラの提案を行いました。以下は生徒の感想です。

今日、兵庫県の銭湯組合に行って、これまでの活動の発表と提案に行きました。中間発表のときから組合に行こうと決めていたので、とても緊張しました。活動の発表のあと、1番の目標である外国人の利用者を増やすために、「BATH♨GUIDE」という外国人向けに各銭湯でテーマパークのようにわかりやすいパンフレットを作るという提案をしました。実際に見本のパンフレットも作りました。経営者の方々に直接提案できる貴重な機会だったので、他にも今まで考えた案もすべて伝えました。学生料金と、キャラクターを作るという案です。値段設定では、小人料金と大人料金で約3倍の差があるので、間の学生料金を作れば私たちの世代が利用しやすくなるのではということを言いました。キャラクターについては、組合のゆるキャラである「ゆねこ」の発信をもっとしていくことや、銭湯の萌えキャラというものを新しく自分たちで考えて提案しました。どの提案も、組合の方々に受け入れてもらえるかとても不安でした。けれど、ちゃんと話を聞いて下さり、自分たちが言いたかったことをたくさん言うことができました。この提案が、これからどうなっていくかわからないけど、少しでも銭湯を盛り上げ、外国人が銭湯を利用するきっかけになればいいなと思います。

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今回の活動では僕たちがずっと前から計画していた銭湯組合を訪問し、続けてきた研究の発表と提案をしました。まず、僕たちの提案を真摯に受け止めて下さったことが嬉しかったです。値段設定の変更などは正直、難しいだろうと思っていたので、考えて下さると聞いたときは驚きました。また、萌えキャラとして「湯上がりのぼせ子」も気に入ってくださったようで本当に良い活動となりました。また、発表の後、初めて組合としての意見を聞くことができ、勉強になったこともありました。思っていたよりも、皆さんはマナーとかよりもお客さんに楽しく安全に入ってもらうということを優先しているようでした。また、二酸化炭素の排出量の面からも銭湯の良さを考えるという新たな意見も頂くことができました。このように、組合の方々ともっと話す機会がたくさんあれば、僕たちの研究ももっと良いものになっていくのかなと思い、改めて社会科学の研究の難しさを感じられる良い経験になりました。

カテゴリー: SGH(コース2期生), 未来創造コース2期生   パーマリンク

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