今回は4科目ともアドバイザーの大学の先生に直接ご指導いただき、探究活動を進めることができました。
数学は引き続いて神戸大学の稲葉先生に来校していただき、大学レベルでの統計学に関する講義をしていただきました。黒板いっぱいの数式に悪戦苦闘しながらも生徒たちは聞き入って手を動かし、先生より具体例も交えながらわかりやすく教えていただきました。研究テーマについては、進め方を確認してデータをとるところから具体的に活動に入っていく予定です。
物理は炎色反応研究グループと滑空研究グループに分かれての活動になり、炎色反応班は今回も大阪大学へ行き、分光器を用いてさらに深い観察を行いました。滑空班は学校に残って紙を用いて実際に作成し、簡単なシミュレーションを行いました。
化学は今回も大堺先生に来校していただき、先週仮説通りにできなかった実験を改善させて、酸性溶液を硫酸に変更し、外部電源から電子を流すことで、回路に流れる電流値を測定し、結果から考察を行いました。濃度や温度を変化させることで電流値も変化しましたが、今回も仮説とは異なる結果になり、研究の難しさと考える楽しさを味わうことができました。次回以降に探究活動の具体的なテーマを決めていく予定です。
生物は今回初めて神戸大学理学部へお邪魔し、洲崎先生に今までの実験内容を伝え、その結果で疑問に思ったことなどについて、指導、助言を受けました。また、大学院生の実験(ハリガネムシ)の観察、今後の実験へのアドバイス、予定(11月18日には神戸大学を訪問しミドリムシを電子顕微鏡などで観察する)などの確認を行い、HK培養液の原液を持ち帰って今後の探究活動に生かしていく予定です。