新長田アスタくにづか3番館において、「シャッター街の再生」に取り組んでいる1班が、地下商店街西村川魚店代表取締役 西村大輔氏に商店街の抱える課題についてお話を伺いました。人が集まれる商店街を目指し、子ども対象の職業体験やハロウィーンパーティーなどの取り組みを行っておられるそうです。一過性のものではなく若い世代にも商店街を利用してもらうためにはどうしたらよいかを考えておられるそうです。その後、実際に商店街を見学して、商店街の取り組みや課題にふれ、今後どのように研究を進めていくのか具体的にしていかなければならないと話し合いました。
実際に活動してみて次のような問題点に気づきました。看板などがないため地下の存在に気づかないこと、この地域は自転車の利用者が多いが自転車で地下に行けないこと、地下・一階・二階の三層になっており道幅も広くて商店街が大きすぎること、まちづくりの組織がありすぎて目的が定まらないこと、イベントの効果が長続きしないこと、店舗のカテゴリごとに集まっていないためまとまりがないこと。西村さんからのお話や商店街を歩いてわかったことは、子供中心のイベントをしており商店街の狙いは子育て世代であること、スーパーは便利なため客足が多いこと、アスタくにづか3番館の地上階と地下街は人通りもありシャッターが下りているところはあまりありませんでした。一方で、道幅が広いのと三段構造になっているため、客が拡散して賑わいが薄れていることもわかりました。アスタくにづか3番館は綺麗で明るく、もっと賑わってもいいのにと思いました。それらを踏まえ、看板など商店街の広告を作ったり、商店街で大まかな共通テーマを考えてみたりすることを新しいテーマにしたいと考えました。