関西国際センターにおいて、「2014年度高校生国際協力実体験セミナー」が開催され、総合科学類型4期生1名と未来創造コース1期生3名が参加しました。今回は「『水』『環境』『防災』そこであなたは?何ができる?」をテーマにワークショップ、グループワーク、パネルディベートが行われました。以下は生徒の感想(抜粋)です。
私は今回のJICA高校生国際協力実体験セミナーに参加してとても楽しく良い経験が出来ました。私は今まで創造基礎Bのグループで活動する時も、みんなでやっていくということが上手くできませんでした。しかし今回のグループワークを通して、自分1人が責任を背負って苦しむことなく、みんなで活動することができました。このような協力して活動出来たのは今回のセミナーで「傾聴」「受容」「尊重」「秘密」の4つのルールを最初に示されていたからだと思います。互いにこの言葉を意識するとこんなにも上手くいくと分かり驚きました。これが今回の1番の収穫です。今回こうして出会えた班員に感謝したいと思います。
私がこのセミナーに参加して、特に印象に残っている事は2つあります。アイスブレイクとパネルディベートです。アイスブレイクとは初対面の人と話をすることで相手と打ち解けることができ、コミュニケーションを取るとこができました。パネルディベートは4つの立場に分かれて行われ、私達は「石油採掘」と「自然保護」というテーマで議論を進めました。私は最終弁論を行いましたが予想外の質問や緊張で言いたいことがまとまらず、うまく主張をすることができませんでした。また終了後に同じテーマの人と話して、本当の意見も聞けました。今回の経験を通して議論する事の難しさや、世界で起こっている問題について知識を深めることができました。この経験を今後の活動に活かしたいです。
JICAのセミナーに参加して気づいたことが3つあります。1つ目は、初めて会った人とでもきっかけさえあればすぐに仲良くなることができるということです。多くの初めての人と会いましたが、同じ作業をすることによって親しくなることができました。2つ目は、グループで個性を発揮することは難しいということです。例えばグループで話し合うとき、ある分野に自信を持つ人がいるとその人ばかりが発言しがちになります。そして、他の人が意見を言いづらくなってしまい、話し合いが機能しなくなります。そうすると、真の合意となっていないことから意見の共有ができずチーム内での不満が残ります。このようなことが原因で組織の破滅などが起こってしまうのかなと思いました。3つ目は、他人の意見を聞いてすぐに自分の意見を伝えることは難しいということです。私はグループワークやパネルディベートのとき、自分の意見が頭に浮かんできてもそれをわかりやすく相手に伝えることに時間がかかってしまいました。この能力を鍛えるには、普段から頭の中で素早く考えをまとめる練習をするしかないと思います。これら3つのこと以外にも多くのことを学べた2日間。また、やはり自分は工学系に進みたいと自分の意志を固めることができました。