普通科生徒(1年)1名、グローバルリサーチ受講生(1年)4名と創造科学科7期生(1年)7名を対象に、「DXスタートアップ研修」を実施した。多くは自宅から参加し、一部校内第一STEAM ROOMで実施した。
前半はDXの事例として「web3時台のメタバース」というタイトルで株式会社OPSION 深野崇社長から講義を受けた。初めに、仮想オフィスRISAにログインし、各自で設定したアバターで入った。RISA操作説明とテレワークの現状、テレワークで起きる課題とRISAによる解決について説明していただいた。続いて、新しく開発された「AZITO」の紹介をしていただいた。参加者がそれぞれクリエイターとなって、NFT技術を用いた売買が行える、そのステージとしてAZITOを開発されたことを説明していただいた。
後半は、株式会社dotの冨田侑希社長から、「ワクワクしながら、新しい事業を考えよう!」というテーマで講義をしていただいた。次に、「happy innovation」というワークショップを行い、問いを掛け合わせてアイデアを考えた。チームdotのメンバー6名がファシリテーターとなり本校生徒からアイデアを引き出していき、2時間半の活動のあとに生徒が考えたアイデアを発表し共有した。
最後に、本日の研修の締めくくりとして、実際に起業するにあたり、どのような支援を得ることができるのかを知るために、神戸市役所医療・新産業本部新産業部新産業課の武田卓課長から「神戸市スタートアップ支援事業について」というテーマで、神戸市が行っている具体的な支援について講義をしていただいた。
〈生徒感想〉
AZITOの講義では、難しいお話も多かったのですが、NFTなどによってさまざまなものの価値を生み出すことができていることが素晴らしい仕組みだなと思いました。今はインターネットも発達しているので、ネット上のものに価値を生み出して、ブロックチェーンなどの仕組みによって所有権も守られる仕組みはすごく必要となっていくと思うし、企業などの現実世界では実現不可能な状況にあることを実現できるのはすごく魅力的に思えました。
今回の自分の1番の楽しみはRISAに触ることだったのでRISAが1番印象に残りました。自分も講師の方がおっしゃっていたソードアート・オンラインが好きで仮想空間のことをもっと知りたいなと思っていたので、特にAZITOのなりたい自分になれるところが共感しました。また仮想空間内の硬貨が実際のお金と交換できることについてはすごいと思いました。気づいたことは、自分は仮想空間では3Dの方が良いと思っていたけど、2Dの方がいい面もあることです。
ハッピーイノベーションでWhy What Howを考えていくというのはほかの活動で意見を出していくときに大切な考え方だと思った。一人で考える限界というもの味わって誰かと意見を交わすこと、どんどん提案してブラッシュアップしていくことの重要性を改めて感じた。深野社長の講義を受けて起業やアイデアを思いつく機会は身近にあって、起業する可能性はいつでも眠っていることを改めて感じた。 今日の授業で、スタートアップ企業やユニコー企業はJ型のグラフとなり、最初から売れるのではなく爆発的にヒットしていくということを知りました。そして、自分がふと思ったことでも他人の共感を得られるということを知りまし