令和4年9月28日GRⅠ 多文化共生センターひょうご講義「地域の多文化共生の現状」

本校第一STEAM ROOMにおいて、普通科グローバルリサーチⅠ受講者(1年)15名を対象に、多文化共生センターひょうご代表の北村広美氏に来ていただき、「地域の多文化共生の現状-神戸・東灘区での実践から-」をテーマに講義、及びワークショップをしていただいた。初めに多文化共生の概念や在留外国人の現状について講義をしていただいた。続いて、在留外国人の課題となる「情報の壁」についてお話をしていただき、多文化共生を進めるお祭りをするという場面設定で、どこでだれにどのように広報するのかというワークショップを行った。

〈生徒感想〉

使い慣れない言語だというだけでも不安だらけなのにインターネット環境がない、最新の情報が回ってこない中で新型コロナウイルスが流行して母国に帰れなかったり外出が制限されたり最悪の場合には仕事を失ってしまったりしている方が増えていると思うので、同じ地域に住んでいる外国人や同じ国からきた外国人の集まりを作って情報交換をしたり様々な言語のニュースを作ったりして平等に最新の情報が集められるツールを提供することが大切だと思いました。

世界中にたくさんの移民がいる中で、多文化共生はキーワードになってくると思います。昔は考え方の違いや宗教の違い、見かけの違いで差別や戦争が起こっていて、人はそういう潜在意識を持っているのかなと思います。でもそのままでは平和から遠のいていくだけだと思います。外国人や、それだけでなく障害を持った方たちや、持病を持っている人など、どんな人にとっても住みやすい場所を作っていくためには政府などが頑張るだけじゃなくて、地域の人一人一人がそれぞれのことを分かりあって受け入れていく必要があると思います。

私は、高校生になって新長田にある外国人支援センターで外国にルーツを持つ子どもに対して学習支援のボランティアをしています。今回学んだ多文化共生のことや、外国人の困っていることが少し分かったのでその知識を活かしたいと思いました。

今回は多文化共生というテーマで外国人にフォーカスしましたが、この講演でのお話は他の体が不自由な方々やそれ以外にも様々な事情をかかえる方々にも共通する内容が多いなと感じました。だから、外国人だからこう対応するとかじゃなくて誰もが安心して利用できる、困らなくていいようなツールができればいいなと思いになりました。私たちが何の不自由も感じていない中で困っている人がいるんだ、という少しの意識があるだけで全然違うと思うので、日々の生活でもそういう立場にたって考えられるようにしていきたいです。

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