令和4年9月30日創造基礎A「父親の育休があたりまえの世の中をめざして」

本校同窓会館武陽ゆ~かり館において、創造科学科7期生(1年)を対象に、株式会社ワークライフバランスのコンサルタントである山﨑純平氏による「父親の育休があたりまえの世の中をめざして」というテーマで、オンラインで講義を実施した。事前学習で生徒同士で男性の育休取得について是非やその理由、質問事項についてアンケート調査した。山崎氏には、それを受けて今回は講義を構成していただいた。まず、株式会社ワークライフバランスの紹介が行われた。まず男性の育休取得の現状と課題について述べていただき、制度としては世界的に進んでいる日本の男性育休が実際に取得されていない「壁」について解説をしていただいた。それにもとづいて、「日本の男性育休に対する意識をどうすれば変えられるのか?」というテーマで、実際に企業等で実施されている「カエル会議」という手法でワークショップを行った。ワークと生徒発表のあと、株式会社ワークライフバランスによる男性育休の促進に向けた取組みを紹介していただき、課題解決のプロセスについて理解を深めた。

〈生徒の感想〉

今回の講演を通し、男性が育休をとることの重要性というのをとても感じました。男性育休が普及しないことの大きな理由がやはり男性=働くというイメージが染み付いてしまっているから、と考えていましたが、お話を聞きさらにそれを感じました。法改正がされるなど、数々の対策は取られてきていますが、実際現場で変化は見られるのか、私たちが大人になった時どう変わっているのかとても気になります。

男性育休の必要性とは奥さんを支えるためだと思っていたけど、そこから家族愛が生まれて2人目が産まれて少子化対策につながるというのを聞き、今までその視点で考えたことがなかったため驚いた。このように男性育休の必要性を詳しく分かっていない人がまだ多くいるのではないかと思ったため、男性育休のメリットを発信していくことが大切なのではないかと思った。

この授業で日本の育休制度は世界一と言われている事、育休をとることによる収入の変化がほとんどない事、また育休取得を推進する企業が増えている事を知り、支えてくれる、守ってくれる制度や企業があることに安心し育休制度への不安がなくなったから、自分の育休を取得したいと思った。

私は男性育休の取得について事前アンケートでは「どちらともいえない」と回答したが、今回の講義を経て、会社内の育休取得をしやすい雰囲気作りのためにもしてほしいという気持ちが高まった。年単位など長い期間でなくとも、出産後2週間程度の父親の育休によって母親の精神的サポートや育児の手伝いができる分、よりよい夫婦関係も築けるのではないかと思う。

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