本校同窓会館武陽ゆ~かり館において、創造科学科7期生(1年)を対象に、兵庫県企画県民部計画課の栂井冴斗氏から「『分散して豊かに暮らす』を考える-ひょうごビジョン2050若者出前講座-」というテーマで講義を実施した。まず、ゴールデンウイークの課題として、「HYOGO VISION 2050」について各自で関心ある事項についてまとめた。これをもとに事前学習として、兵庫5国(摂津、淡路、播磨、丹波、但馬)の中核都市についてビジョンに記載されている項目を観点に班で評価し、課題を考えた。また、それらの地域に2050年に向けて取り組むべきアイデアを作成した。当日は、栂井冴斗氏にテーマに関する講義をしていただき、講義をもとに発表資料をブラッシュアップし、2つの班が代表で発表した。
〈生徒の感想〉
全体を通して、様々な面から物事を考えることの重要性を改めて感じた。今日の講義や発表、発表に対する兵庫県の方のコメントを聞いて、なるほど、そんな考え方もできるのか!と感じた場面が多々あった。地域ごとのアイデアを考える上で、なぜこの地域で行う必要があるのか、需要はあるのだろうか、どんな利益が見込めるのだろうか、など企画する私たちだけの見方ではなく、実際にそのアイデアに関わる人達からの見方をすることも大切だなと思った。今後創造の活動では、自分の考えを深めることが重要になってくるのではないかと思う。自分だけの考え方だけではなく、多方面から様々な立場から考えることを心に留めて、今後の創造の授業に望んでいきたいなと感じた。
田舎や離島などに移ってそこで仕事などをする人が増えているという事は知っていたけど、家を2つ持つ人がいるというのは知らなかったから。また、廃村をDIYリノベーションする事はとても魅力的だなと思ったから。より多くの人にその場所に訪れてもらう事ができると思った。いろいろな場所でこのような取り組みをすれば、訪れる場所の選択肢も増やせてもっと多くの人に来てもらえると思った。その地域の特産物などをそこで販売したり、その地域の歴史などを伝えると良いのではないかと思った。
私はこの授業を受けて、変わっていくことには賛否両論やメリット・デメリットがあるけれど、それを見逃さず新たな対策を打っていくことが非常に大切だと学びました。
例えば今はSDGsの活動が推し進められ、私達の認識をも変えるようなものまであります。しかしそれを全面的に肯定も否定もせず課題点を積極的に出し、今後私達が暮らす未来がより良くなるように創造の授業に活かしていきたいです。