アリストンホテル神戸において、本校普通科グローバルリサーチ受講生(2年)11名と創造科学科5期生(2年)15名を対象に、「東京未来フロンティアツアーの代替研修」を実施した。新型コロナウイルス感染症の影響で、東京での実施を変更し、オンラインでの研修実施となった。講義を聞くだけではなく、事前学習のまとめを発表し、あらかじめ質問を講師と共有したうえで講義を受け、講義後も活発な質疑応答ができた研修となった。
午前は統計数理研究所(統数研)の講義を受けた。まず、宮里義彦副所長より統数研の概要紹介をしていただいた。次にデータ科学研究系計量科学グループの船渡川伊久子准教授から「医学・健康科学における統計」についての講義を受けた。
午後は量子科学技術研究開発機構(QST)の講義を受けた。はじめに理事の木村直人氏からQSTの概要説明を受けたあと、物理工学部長の白井敏之氏から「重粒子線がん治療」についての講義を全員で受けた。続いて2班に分かれ、分子イメージング治療診断部長の東達也氏から「分子イメージング診断治療研究」について、被ばく医療部医長の西條広人氏から「被ばく医療研究」についての講義を受けた。
夕食後、兵庫高校の卒業生で東京を拠点に活躍されている東京武陽会の方との交流会を行った。現在行っている探究活動の内容を報告し、それに対するアドバイスや指導をいただいた。また、先輩方の高校時代の体験談を聞くなど、非常に盛り上がり有意義な時間を過した。