令和2年12月22日 神戸大学ジャンモネCoE ミニシンポジウム

本校において、本校1年生全員を対象に、オンラインにて神戸大学ジャンモネCoE ミニシンポジウムを実施した。当初は対面での講演会として実施予定であったが、感染状況を考慮して、ZOOMを活用して神戸大学から配信していただき、生徒たちは各HR教室で講演を聞き、積極的に質疑応答も行った。講演テーマは以下のとおりである。

講演①「地球を守ろう:誰もが安心して利用できる持続可能な新しいエネルギー」

神戸大学SDGs推進室長 先端融合研究環教授 喜多 隆 氏

講演②「EUの環境・SDGs政策」

神戸大学理事・副学長 大学院経済学研究科教授 吉井 昌彦 氏

<生徒感想>

私は今回、エネルギーと経済の関係に興味を持ちました。SDGsの目標があるぶん、環境に考慮した行動を心掛ける必要が出てきて、今まで通りのエネルギーではいけないけれど、環境をとると経済成長の促進に影響があるといった問題があることがわかりました。政府はどちらも行う方針で話をしていますが、実際両方とると、また新しい問題が生まれてきたりして、困難なことになると思います。EUではとてもたくさんの政策を行い、あらゆる角度から政府が積極的に問題に取り組んでいるように思えました。私は問題を解決するためには、もっと問題に対して国民の理解を得たうえで、より多くの政策を試していく必要があると思いました。

政府は2050年までに温室効果ガスをゼロにするとしているが、やはり1番の問題はお金になるんだなと思った。日本は面積が小さいので、どう運ぶのかが重要になる。そして、その方法はバッテリーと水素があったが、今後工夫すれば水素の交換効率が上がるのか気になった。日本でもEUのようにペットボトルラベルなどにエコマークの印をつけるだけでなく、それをさらに回収まで今より簡単になるシステムを作り出すべきだと思った。これからいろいろな情報を得ていくうえで、今まではそのまま受け入れることが多かったが、少しずつでも疑問を持って反応し、自分でも調べていきたい。

世界で環境を守るために、どんなことが行われているのかを知って、私たちにはどんなことができるのだろうと考えることができました。EUの話の中でできたSDGsは私たちが家庭科の授業で学んだこともあって、SDGsについて最近知ることが多かったので、EUではどんなことがなされているのか、とても興味が湧きました。これからエネルギーを保っていくために世界規模での働きが必要だと改めて分かったので、他の国や地域で行われている取組について調べて、私たちには何ができるのかということを知っていきたいなと思いました。

社会問題について、私は同級生の中でも詳しくなく、いつもこのような講義には“?”を浮かべながら聞いていました。しかし、わかりにくい部分を細かく噛み砕き説明してくださったことによって、とてもわかりやすく興味を持って聞くことができました。なかなか知る機会がないことを学べて良かったです。個人的には再生可能エネルギーを使うことで、逆にCO2が増えるという内容が印象に強く残っていて、今後生きていくうえで「とりあえず良いといわれているから再生可能エネルギーを」とするのではなく、本当にエネルギー効率が良いのか、CO2の排出削減に行き着くのかを考えていきたいと思います。

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