令和2年11月27日KOBE研修医療分野事前学習(2)

本校第1STEAM ROOMにおいて、普通科グローバルリサーチ受講生(1年)13名と創造科学科5期生(1年)7名が、11月6日に実施した神戸アイセンター病院のフィールドワークについて共有を行った。フィールドワークに行った普通科生徒3名がスライドを作成し、ヒアリングの動画や3Dカメラで撮影した手術室の写真を交えながら、最先端の眼科治療の話や「ビジョンパーク」における盲患者支援のあり方などについて説明した。

〈生徒感想〉

私は医療において緩和ケアやリハビリなどの事後ケアによる社会復帰が最も重要だと考えています。だからこのVISION PARKの様々な工夫に感動しました。わざとバリアを設けることによって日常生活で健常者と変わらない生活が出来るように作られていることには、特に感心しました。また、VISION PARKの役割の1つとして人との交流の機会になることが挙げられるのを知りました。私も軽度の色弱を持っており、それが発覚した時には大きな不安を抱いたことを覚えています。それが自分と同じ境遇の人と出会うことで、不安を軽減し生活の活力になるというのは私自身身をもって実感じたことがありました。そのような機会になるということもVISION PARKの素晴らしさだと思います。

僕が書いた質問の答えで、社会が障がい者にあわせるか障がい者が治療などをして社会にあわせるかという質問に対して、みんな健常者、みんな障がい者という答えが返ってきて、驚くと同時に納得した。また、信号機などの例をもとにもっと社会が良くなるためには、障がい者が社会の外側にいるという発想をなくすことが第一歩になると思う。アイセンターは病院の入り口にあることで、通いにくいと思っている人も通いやすくなるような工夫が凝らしてあることに感心した。光を使ったボルダリングでトレーニングをするのは一石二鳥の効果があると思った。治療の効果を見るにあたって、被験者は信頼関係が築かれている人だというのを知って驚いた。 ビジョンパークの入出口に眼に障がいを持った方やそのご家族の方が生きる希望を持てるような工夫が為されているのが素晴らしいと思いました。特に、わざと障害物(バリア)を作ることで健常者の方と同じような環境下に持っていく発想が新鮮でした。そもそも視覚障がい者が社会の外にいるという認識はおかしいのではないかという問いに対して、確かにそうだなと思いました。私自身、潜在的にそのような認識で考えてしまっていた部分も多少なりともあったと思うので、事前に勉強出来てよかったです。

カテゴリー: グローカル, グローバルリサーチ, 創造科学科5期生   パーマリンク

コメントは受け付けていません。