オンラインにて、普通科グローバルリサーチ受講生(2年)の生徒1名が、 兵庫県教育委員会、神戸市教育委員会、JICA関西、神戸YMCA、PHD協会、難民事業本部共催 「第17回多文化共生のための国際理解教育・開発教育セミナー」の1日目の基調講演に参加した。 NPO法人開発教育協会(DEAR)の中村絵乃事務局長に「COVID-19と開発教育」というテーマで講演を聞いた。 講演後、参加者同士で小グループで話し合い、多様な視点で新型コロナの問題について考えた。
〈生徒感想〉
基調講演では、コロナウイルスと開発教育をテーマに、コロナウイルスの影響から気づいたこと、考えたことについてグループに分かれて話し合いました。対象者が学校関係者、学生であったため、参加者はほとんど全国の学校の先生で、各学校の裏事情が分かって面白かったです。私がコロナウイルスの影響について気づいたことは、毎日、ニュースなどを見ていると、政府の人や県や市のトップの人の言うことが二転三転しており、上に立つ人はあまり現場のことはわかっていないのかなということです。私も将来人の上に立つ仕事に就くかもしれないですが、今のうちから出来るだけ色々な現場を見ておきたいものだと思いました。また、考えたことは、今まで私はグローバルリサーチの授業などを通して難民の方など困っている人をどのように助けられるのかなど考えてきましたが、いざ自分がコロナウイルスの感染拡大による学校の全国一斉休校など、困っている側(難民の方とは程度の差がありますが)に回った時、自分よりもっと困っている人について考える余裕が無くなっていたということです。同じグループの人からは、学校の対応の仕方として、人それぞれ(コロナウイルスの感染防止対策には)いろいろな考え方があるから学校側がいろんな選択肢を用意するべきだと思うという意見や、学校に入ってくる情報がバラバラで、どれを信じたら良いのかわからないという意見があがりました。上からの指示を待つだけでなく、自分達で考えることが大切だと言っている人もおり、私も、公務員はいろいろなしがらみがあって大変だと思うけど、自分で考える姿勢を失ってはいけないなと思いました。