令和2年7月13日 創造基礎B 1班グループA・B「長田区在住のベトナム人との交流」

グループA、Bともに長田区在住のベトナム人の子供とその親との交流を図り、多文化共生社会を目指すきっかけとしたいと考え、長田区役所のまちづくり課を訪れいろいろとお話を伺った。長田区には約1,500人のベトナム人が居住しており、神戸市内9区の中では兵庫区に次いで第2位の多さである。特に長田区はファミリー世帯が多く、日本で子供が生まれ子育てに取り組んでいる家庭が他の区よりも多い傾向にある。このため親世代は日本語が苦手にしているのに対して、子供はベトナム語が得意でない場合が多く見られる。この状況と現在のコロナ感染予防対策を踏まえ、交流実現にむけての課題について教えていただいた。

<生徒感想>

今日は長田区役所を訪問し、長田区総務部まちづくり課の方と意見交換をさせていただきました。A班は、既存のイベントにベトナム人の方と一緒に参加するという案を、B班は、日本とベトナムの融合型夏祭りを自ら開催するという案を話させていただき、アドバイスを頂戴しました。両班とも、コロナ対策は十分に行った上での実行を考えていましたが、第二波への警戒感が強まっている今、私たちが考えている以上に実行は難しいとのことでした。そのため、人と人との接触を最低限にするという条件の下、改めて案を練り直すことになりました。今回のフィールドワークでは、コロナ禍において行動を起こすことの難しさを肌で感じ、自分たちにできることがどれだけ制限されているかを思い知らされました。しかし、人の直接的な接触を必要としない、インターネットやリモートの可能性をひきだす機会でもあるので、このような状況でも最善を尽くす工夫、努力を重ねていきたいです。今後は、間接的なベトナム人と日本人の交流を目的に、ベトナム人の方向けのポスターやロードマップを作ったり、ベトナム人の方が生活に困っていることなどを日本人の方に知ってもらったりする活動をして行こうと考えています。

カテゴリー: 創造科学科5期生   パーマリンク

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